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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
俺、おっさん
149/900

叫び

やりたい事ならたくさんあるのさ

意欲が無くて出来ないだけ

この腐れた根性を捨て去って

いつか生まれ変わる 僕はこのままでは終わらないさ


人口たかだか数十万のこの街でこの僕がこの僕が

誰にも知られてない事なんて分かってる

それでも注目されてない事を逆手にとって

好き勝手書けるなら幸せなのかな


僕は怖いんだ 今自分が生きてここにいる事が

それを深く追求する事は自分の顔を見るのが嫌で

鏡を叩き割るような乱暴さに似てるから

明日が見えないなら 今叫んでも明日の僕には届かない


何も知らなかった それで良かった

鎖につながれて 社会の車輪で 不満は無かった

僕にもほんのちょっとくらい才能はある

それを磨くのを忘れただけ


現状打破 すぐに忘れ去られてしまう言葉に

命を吹き込む まるでガラス職人みたいに

繊細にかつ大胆に 僕は盗む

人の悪い所 良い所 目を光らせて 


どうしたってこうしたって逃げられやしないんだ

泣いても 喚いても 

僕は冷静だから醜い姿を他人に曝したくはない

でもSUPER LOVE SONG歌える人になりたい


僕は考えているのさ 音楽を聴きながら

ああ、この歌詞はあのアーティストとかぶっているなとか

どっかで聴いた事あるメロディだなとか

その時点で搾取される側に回っているねじまき鳥


これもパクリであれもパクリ

オリジナリティなんて無い それもパクリ

僕が僕らしくある為の七日間戦争は夢の中で

鮮やかに蘇る


負けたんなら悔しいんなら叫んでみろよ

認めたくないんだろ 全部虚構の世界だなんて老いぼれないで

天に向かって唾を吐いてみろよ 神様なんて偶像だから

あの青い空に雲がかかって 雨の匂いがしたら……


功罪は行動したものにしか結果は分からない

雨の日に知らない人に傘を貸すのが功で

罪はどこにもないね ならば小さな親切でいいのだろう

そんな小さなコミュニティが悪魔の巣食った人間のココロを救う


いや洒落じゃないんだよ ホントの事なんだ

まもなくトンボが都会から使者として遣わされ

君に秋が来るぞーと知らせる 何度回数を重ねても

季節は巡るから 季節が君を変える


死は遠ざかる魔法 現実にあって 認識できない

夢は忍び寄る気泡 泡のように弾けて 何時か覚める


歩いた先に何があったとしてもがっかりする事はない

何度でもやり直せばいい KEEP OUTは守る必要はない

探偵の様に澄ました顔で 謎を解けばいい

君の脳内の鍵は見える所には無いの そして誰も知らないの

そして消えていくの なにもかも


ただ終わりが怖いから 誰も傷つけたくないから

一人部屋で叫んだ


やりたい事ならたくさんあるのさ

理念が無くて出来ないだけ

この腐れた根性を捨て去って

いつか生まれ変わる 僕はこのままでは終わらないさ

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