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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
俺、おっさん
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おっさんの夏

朝は四本 昼は二本 夜は三本 それなんだ?

「え、生ビールの摂取量だろ?」


僕らの夏は続く 僕らの戦いは続く


矛盾 商人曰く「この矛はどんな盾でも貫きます」そして「この盾はですねどのような武器も貫く事は不可能です」


通行人問う 「ではその矛でその盾を突いたらどうなるのだい?」と

商人平然とした顔で言い放った 「いえいえ問題ありません。私がこの矛と盾を装備するからです」

禅問答だ 「じゃあ買えないね」


僕らの夏は続く 僕らの戦いは続く


争いたくなくても人と人は衝突する定め 極め その時は儚げ 

夏の終わり 季節の変わり めは 爛々とヒカル乱 子孫の本尊 は 天地無用 だがご法度

それこそ矛盾 くだらない謎かけ


人生は嬉しくて悲しい そう言うしかないんだ


喜びも辛さも 人としてそこに老いるから潤滑油の差された自転車の車輪のように

円滑に回るのだ


メロスとセリヌンティウスの友愛の前に男が覚醒する夏 まるで処女を奪う暴漢のような勇敢さで ジャンバルジャンくたばる


白内障のように暑さに濁る夏 緑内障とは対照的に柔らかに


ディオニュソスもコゼットもいらない 暴力的 それがおっさんの夏


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