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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
Suicide Paradise
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夢と現

刻め 刻め 聖なる証をその両手の平に

キリストの痛みと血を内証するキーワードは?


解明 戒名 今解き明かされる 戒めの名の意味

とりわけ 深く 抉った 手首の傷跡 流れた血の量は?


実験台として過去の自分に挑め 精神の破裂は

猛烈に心地よき破滅 滅されよ己から 滅されよ記憶から


アウシュビッツの臭い部屋に核の匂い ヒトラーの首

線型の血管 欠落した遺体が痛い 惨たらしいし 廃頽だし


決めろ 決めろ 生きるか死ぬか いずれ見えてくるはずの船も

大胆にタイタニック 沈没の氷山は無惨 高山の名も無き植物の景観


ポリスカーぶっ壊して現状維持か現行犯逮捕 反体制派は政府にふさわしくなく

一人メソメソ泣く 留置所で 隣の奴は明日死刑執行


閉鎖された病棟で糞尿の分量粉砕して臭い 

目を覚ましたら私地獄にいました


首を吊ったのね そう 苦しかったでしょう?

閻魔大王の慈悲の前に崩れ去る道化師 「シニタイ」それが私の異界での最初の言葉


生まれ変われたの?そうね 魂は消えないから

誰もしゃべらない 皆自分が選ばれしものだと思っている……


生きていた私は必ずしも生きていたわけではない

何が真実ほんとう? 既にそれすら消化不良

どちらが心地いいか天秤にかけたら「そりゃお前。空想の方が絶対気持ちいいぜ!」

と幻聴 儚し 夢も現も同じだとしたら 冒涜甚だしい 幸せ何処にありますか?


眩惑ににわか浸っている魔 昼間 夢を見ていたら 激しい吐き気で目を覚ました

沈黙が支配する部屋の籐椅子に座ったまま束の間 居眠りをしていたようだ


私は占いを信ずるので愚かなのだ そう首なし人間に忠告されたような気がして

寒気がする 一枚羽織って 酒でも飲みに行こう 夢なのだから 現なのだから

何も恐れる事は無い 何も失する事も無い とことこ 酒場へ 向かおう


静謐の泉の中に沈んでいる棺の中に真実があると風の噂で聞いた


ー腹が減ったなぁ。何か食い物無いか?ー 議論とはクソである

国会など馬鹿の集まりだ キリストの血はワインで出来ている


ー人はパンのみに生きるに非ずー 試論は高尚である

いつか餓死した姉妹が いたな この嘘吐き!

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