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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
BRAND NEW WORLD
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ありがとう没落人生よ

ありがとう没落人生よ

叱咤や激励に浮き沈みし

クラゲのように海を漂う

古代からのテレパシーは届かずに


結局は一人なんだと思い知らされて

それでも甘えが捨てきれず

そんな事じゃダメだよって言われて

ダメって何だよ! って心の中で思ってた


昔見えてた将来へのハイビーム

今はバッテリー上がりのはったり

そんな物で自分を支えて ポン!

と椅子を蹴ったら首にドスンと笑劇 終劇 あっはっは


ありがとう没落人生よ

まだ生きています おめおめと

幸せの在り処を探すのを止めたのは何時からか

ゴールド免許の帯の側 死んだ魚の目


ありがとう没落人生よ 僕は満腹だ

苦しみがいつか終わる時 それが快感なのなら

人生の底辺でも 地球から消えるまで

正しき道を進めばいいのだから


でもさ死にたい死にたいと言っても

「じゃあ一度死んでみますか?」なんて心の奥底に

問いかけられたら僕は折れる


貴方は恵まれた環境に産まれたんだねなんて

訳知り顔で書いてくる見えない評論家


僕の詩が僕の死が軽薄だというなら

僕の苦悩をすべて背負ってみるがいい


押しつぶされて理論の鎧で武装するしかないだろう

その時は笑ってやるよ この臆病者ってな


苦しみがいつか終わる時 それが快感なのなら

苦しみがいつか終わる時 それが快感なのなら


ありがとう没落人生よ

叱咤や激励に浮き沈みし

クラゲのように海を漂う

迷っている


それもこれも没落人生

あれもどれも没落人生


 

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