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Grave of poetry(詩の墓)  作者: 敬愛
BRAND NEW WORLD
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モラトリアム

もっと強くありたいけれど

弱気の虫を殺すのがかわいそうで


君の痛みは僕の痛みだよってあの時励ましたけど

どうやら人と人は心から分かり合えないみたい


一人でいる事 それはモラトリアムで

モラルを問われている さぁ天国か地獄かってね


苦しいよ でもそれを擦り付けてた頃は酷く自分がみじめで

砂の様に宝物は掌からすべて零れ落ちてしまっていたから


優しさすら 勇気すら 強さすら 人間らしさすら


狂いはドライバーで治せる機械ならばいいけど

生身の狂気は時に人を悪鬼にさせる


ああ ああ 嘆く事しか出来ないならば

太陽なぞ昇らなくてもいい


最後の最後は一人ぼっち 胸の中にだけお前がいるなんて

カッコ良すぎ そんなに頑張れない僕にお金はあたらない


ホント豚みたいだぜ 無理矢理肥えさせられて出荷され

鍋にでもされるんだな


ホントオブジェみたいだぜ ただそこに立ち尽くして

観賞の対象にでもされるんだな


全部くだらねぇよ 今更呟いてみても時は戻せないから

もう ああ 道は一本しかない 迷う能力も必要ないし

悩む能力も必要ない ただ 歩くだけ ただ 歩くだけ



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