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ルーシーの一日

「はぁぁぁー」

私、ルーシー・ケルティーナは深くため息を吐いた。

なぜなら、

「ルーシー、いるのはわかっている。早く出てこい。」

そう、この声の主である、私の自称将来の夫(笑)のせいである。

私には竜馬という好きな人がいるにもかかわらず、勝手に周りに自分が夫だと言っているのだ。

勝手な話だ、私は先程竜馬と婚約できるということに喜んでいた。ええそれはもうベットの上でブレイクダンスを踊っていた程に、なのに、私の婚約の話を聞きつけたこの名前を呼ぶのも腹立たしいブ男が急に私の家に何の許可もなく乗り込んできた、それでこのざまである。正直好意を向けてくれるのは嬉しいが、夫気取りは流石にこの私でも殺したくなってしまう。だって正直竜馬以外の男は道端の石ころ程度にしか見えない。

そんな相手が私と結婚したとかほざいてるのだ、そりゃあ、誰だって怒るよね?だって私ゴキブリと結婚なんて考えただけでも寒気がするもの。これまでは、相手の家が私の家より地位が高いことや、貴族社会の歪が生んでしまった可哀想な人なのだと思っていたから何も言わなかったが、次の瞬間、私はブチ切れた。

理由は彼の放った一言が原因だ。

「お前が、この俺以外のやつと婚約するというなら俺にも考えがあるぞ。その婚約者のことを父様に言って処刑してやる。それはお前も悲しいだろう?今すぐにお前が俺と婚約するというならゆるsぶは!!」

ルーシーが閉じこもっていた部屋のドアがすごい勢いで開かれた。

「いてて、おぉルーシーやっと俺のも「ふざけるな」、、え?」

この()()は、私の逆鱗に触れたしまったのだ。

「ふざけるなといったのよ。今までは私のことだからまだ許せた、だけど、私の大切な人に手を出すとなったら、それはもう戦争だ。」

「ひぃ!」

私の氷のような冷たい声を聴いてゴミは悲鳴を上げた。

「お前には男としてあの人に勝てる要素が一つもない。あの人の顔にも。あの人の匂いにも。あの人の雰囲気にも。あの人の優しさにも。あの人のしぐさにも。あの人の、、、」

それから、竜馬とこのゴミムシの違いを200個ほど述べたところでごみが泣き出したが、そんなことは気にしない、それから私は夜になるまで喋った。のどが痛い、喋りすぎたか。ゴミムシが途中からごめんなさいしか喋らなくなった時はスカッとした。

これで、あのゴミムシが私にかまうことはないだろう。これでなんの心配もなく、喜びのブレイクダンスができる。やったね!
























こんにちは!白佑です。 

今回はルーシ回ということですが、いかがでしたか?書いてみて思ったのですが、ヤンデレって難しいですね、ヤンデレ書いてる人はすごいですよ本当に。ということで、面白かった、と思った方は感想、ブックマーク、下にスクロールすると出てくる星の追加をお願いします。ではまた次回話で!

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