ー天河鈴の場合その19ー
宗司君が理解できなかったのは少し関係ないことを話しすぎてしまったせいかもしれませんね。申し訳ありません。
「でも、それだと部員の多い文化部が有利じゃないんですか?」
これはきっと部員が多い部は自分の部に投票することを危惧しているんでしょうね。
「それは自分の所属する部には投票すること自体が禁止されているのでできないんですよね。基本文化部は他の部に投票しても自分の部が不利になるばっかりなので投票はしません」
「確かにそれなら公平性も保てますね。でも、友達の運動部に頼むとか出来るんじゃないんですか?」
「それも、禁止されてるんですよね。一応、優勝者には部費の増額ということがあるので結構シビアに管理されてるんですよ」
みなとさんは疑問に思った事を聞いてくれて、本気で頑張ろうということが伝わりますね。宗司さんは……どうなんでしょう?
「えっと、どういうこ……」
「宗司君にはあとで幸人とまとめて説明するからその時に詳しく教えるよ」
やっぱり分かってませんでしたか……
そして、私が幸人君に二人っきりで教える作戦も廃止しなくてはいけないようですね。残念です。非常に残念です。
「取りあえず一通り分かりましたし。さっきの先輩の意見を活かす形で考えてみません?」
それはすごくいいと思いますし、私もそうしたいんですけど……
「はーい、みなとちゃん!」
三人で話している唐突に現れた香澄さんがみなとさんの背に抱き付きました。
そうですよね、もう時間なんですよね。
「ちょっと、先輩! やめてくださいよ!」
「もう、探したんだぞっ」
そういうと香澄さんはみなとさんの背に抱き付くのを止め、手を組んで怒っているポーズをとります。怖いというよりは、なんかなごみますね。
「そんな経ってたのかよ、やられたな」
「すいません、私がしゃべりすぎてしまったかもしれませんね」
最初に目的もなくぶらぶらしている時間か説明の時間を省略出来ればよかたんですよね。どっちにしてもこれは上級生である私の責任です。
「時間になってもいないから三人を探して、ここまで来たけど決まったの?」
「決まったと言えば決まったんですけど、まだ方向性しか決まって無くて……」
「それならその方向性っていうの話せばいいんじゃねーの」
香澄さんの後に付いてきたのか遅れて幸人君が合流してきました。
香澄さんに振り回されたのか幸人君は疲れてますね……お疲れ様です。
「じゃあ、そういうことで発表していきましょう! じゃあ、私たちの案を発表してもらえるかしら幸人」
発表をここでやっていいのかはわかりませんが、人もあまり来ないところですし五人ぐらいが固まっていても大丈夫でしょう。
「了解しました……」
まず初めにお読みいただきありがとうございます。
はい、瑞樹一です。
では、いつものように日記のようなあとがきを書いていきたいと思います。
今日はあれですね、無事。旅行から帰宅し、別の人とずっと飲んでました。
なんでしょう?
あれですかね。なんか用事がないと気が済まないんですかね?
まあ、明日は何もないんですけど……
というわけでいつものようにこんなくだらないあとがきまで読んでいただきありがとうございます。
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