ー天河鈴の場合その17ー
「確かにこのエリアには色々あるんですね?」
そのエリアには百円ショップというすべての商品が百円で買うことが出来るお店やドラッグストアという生活に必要なものが全般的に売っているお店、それ以外にも若い子向けに様々なものを可愛くして売っているお店などいろいろあります。
「そうなんですよ。本当に色々あってもう、楽しいですよね、ここ」
みなとさんは楽しそうに周囲を見回しますが私には何が楽しいのかよくわかりません。
「何が楽しいんだよ?」
「えっ、宗司君には分かんないかなー、あーっ、この洗剤セール中なんだ買っちゃおうかなー」
「こいつは主婦かよ」
この場合はみなとさんが家庭的だからこそ楽しめるんですかね?
「あの、今は三人で行動していますし、買うのは後にしませんか?」
「そうですよね、すいません、ちょっとテンション上がっちゃって調子乗りすぎました」
みなとさんはそう言って舌を出し、てへっとポーズをしました。これはちょっとあざといですね。
でも私と違ってスタイルもいいですし、それが可愛いんですからずるいですよ。
「お前、それはあざといって」
「えー、宗司君とかこういう子好きそうだけどなー」
「いや、オレのタイプは違うってそうじゃねーよ、そういうのは幸人の前でやっとけよ」
「……幸人もこういう子は好きじゃないんだよねー」
なんでしょう、一瞬みなとさんが途端に暗くなった気がします。何かあったのでしょうか?
でも、あれですね。幸人君はこういう時にあざとい? ことをする子は好きじゃないんですね。いい情報をありがとうございます。
「じゃあ、もうやめとけよ、お前見た目は良いんだから黙ってたってモテんだろ」
「宗司さん、突っ立っててモテるとは何事ですか! そんな子がいるわけないじゃないですか!」
きっと、みなとさんに言ったのでしょうけど、これは聞き捨てなりません。
「そうよ、あたしなんて背が高いせいで立ってたら逆にモテるものもモテないわよ!」
きっと、宗司さんが言う突っ立っていてモテるということは立ち姿も絵になるような眉目秀麗なかたを言うことで普通の人にはありえないんですよ!
「二人とも、大丈夫だから怒んなよ!」
何が大丈夫かはわかりませんが、一応冷静になった気がします。
ちょっと、熱くなりすぎてしまったかもしれませんね。反省です。
「すいません」
「反省するわ」
私たちはそうしてその場で正座するぐらいの勢いで反省しました。きっと反省しました。でも、後悔はしていません、好きな人にモテる為には誰しも必死なのです。
「じゃあ、改めて、どうしますか? この後……」
「取りあえず歩きながら決めていくでいいんじゃない?」
「それだと、さっきとあんまり変わってない気もするけどいいだろ、その後見たものから案を考えてみれば」
「そうですね、そうしましょうか?」
そうして、私たちは良き案を求めて歩き始めました。
まず初めにお読みいただきありがとうございます。
はい、瑞樹一です。
今日は昨日言った通り、温泉取材改め、ただの湯あみに行ってまいりました。
んー、何か今後のネタになるのか、まあ、きっと別作品かこの作品? で使っていきたいですね。
というわけでいつものようにこんなくだらないあとがきまで読んでいただきありがとうございます。
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