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すれ違いの恋  作者: 瑞樹一
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ー天河鈴の場合その15ー


 皆さん本当にここをよく使っているんですね。

 私は基本買い物などは使用人の方にお願いしていましたし……

 私もこういう所があると知っていたら来てみたかったです。


「いえ、みなとちゃん、ここで勝つのは私よ、そして私は今日発売のダブル・ダブルアイスクリームを奢ってもらうんだからね」


 そうでした、これには罰ゲームがあるんでしたね。そういえば肝心のフードコートという所はどういう所なんでしょう?

 きっと、その響き通りたくさんのお食事が揃っているバイキングの様なところなんでしょうね。


「香澄先輩、それは高すぎますよ。あれって千円ぐらいするじゃないですか」


 幸人君ももちろん商品の事よく知ってますね。


「あっ、鈴先輩。フードコートというものは様々な飲食店がそこに並んでいて、そこで買ってすぐ食べられるようになっているエリアの事というんですよ」


 こういう時にすかさず私のフォローをしてくれる幸人君はかっこいいと思います。

 細かい所にも気が付いて、流石ですよね。

 でも、私の想像とは少し違ったみたいですね。


「えー、良いじゃん鈴ちゃんチームは三人もいるんだしさ、そこは二人組のハンデ的なとこれでさ」


「ダメですよ、罰ゲームは五百円以内にしましょうよ。そうすれば高校生の少ないこずかいでもなんとかなりますし」


「オレもそんな金ないし、幸人にさんせー」


「香澄先輩には申し訳ないんですけどあたしも幸人に賛成かな」


 後輩であり、先月入部したばかりの三人が積極的に意見が出来るのは素晴らしいと思います。

 そうなんですね、高校生のおこずかいは少ないんですね。私はお父様にお願いすればなんでも買っていただけるのでお金に苦労したことがありませんがきっとこれも私のお家にお金があるからなのでしょう。


「じゃあ、そういうことでいいわよ」


「あと、もし負けたら姉ちゃんが二人分払えよな、一年の新入部員のオレらに二人分払わせるなんて酷すぎるぜ」


 宗司さんも抜け目がありませんね。まあ、私は香澄さんと同じチームになることは無いので関係ありませんが新入部員の三人にとっては結構な事情なのでしょう。


「いいわよ、もし私のチームが負けたらね、ま・け・た・ら・ね」


 香澄さんは負けるつもりがないのかそんなことを言っています。これは私も先輩として後輩に良い所を見せなくてはなりません。


「じゃあ、細かいところも決まったようですし、チーム分けしませんか?」


 状況を見計らい、先輩らしく次を促してみました。放課後の時間は有限ですし急がなければ迎えの来る車が来てしまいます。


「そうね、それじゃあ、一年生のあなたたちがじゃんけんして、勝った一人が私のチームで負けた二人は鈴ちゃんのチームということで」


 これはきっと香澄さんに嘗められているんでしょう。まあ、しょうがないんですけど…… 


「はい、じゃんけん、ぽい」


 そうして香澄さんの掛け声に合わせて、後輩の幸人君、みなとちゃん、宗司さんは三人でじゃんけんを行いました。

 その結果、パーを出した幸人君は一人香澄さんとペアになり、グーを出したみなとちゃんと宗司さんは私のチームとなりました。


「チームのバランスとしては良い感じなんじゃない? 私と宗司、みなとちゃんと幸人が上手く分かれたみたいでいい勝負できるでしょ」


 確かに、その二組が上手く分かれたことでいつも両者達が歩いているルートとは別のルートを歩くことが出来そうですし、バランスは取れているのではないでしょうか?


「取りあえず、一時間後にここにまた集合ってことでそれまでに店内を歩きながら、考えといてねー」


 そう言うと香澄さんは幸人君を連れお店の奥へと消えていきました。


「私たちも歩いてみましょうか?」


 二人が見えなくなると私のチームもあてもなく店内を歩き始めました。


 まず初めにお読みいただきありがとうございます。

 はい、瑞樹一です。


 いつも通りにこのあとがきも私の日記感覚で書かせていただくのですが、最近ライブなどに行く機会が多かったんですが、カラオケにはいっていなかったので本日行ってきました!

 いやー、歌うっていいですよね。ストレスとは最近は無縁なんですがなんかすっきりしました!

 というわけでいつものようにこんなくだらないあとがきまで読んでいただきありがとうございます。

 よろしければ評価やお気に入り、ブックマーク、感想などいただけると嬉しいです。


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