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すれ違いの恋  作者: 瑞樹一
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ー沢渡宗司の場合その17ー

「確かにそうだな、でも、幸人は最初になんであんなこと言い出したんだよ?」

「あー、あれは隣にいた鈴先輩の顔がさ、周りの批判と共にどんどん暗くなっていってるの見てたらなんかいてもたってもいられなくなったって感じかな?」


 身長が低いだけで顔も性格もイケメンかよ……

 こうなると唯一勝っている身長でばかにするのが恥ずかしくなってくるんだが……


「なんか話してたら恥ずかしくなってきたわ、この話は内密に頼むな?」


「……おう」


「それよか、宗司の方こそなんであんなこと言ったんだよ?」


 そうですよね、その質問きますよね、なんたってオレからしたんだもん、来ないはずがないよね……

 オレなんてただ自生部のことをバカにされるのがむかついただけなので幸人さんみたいなかっこいい理由は無いんですよ……


「……オレも鈴先輩の顔……」


「えっ? 幸人の位置からだと先輩の顔って見えなくなかった?」


 やってしまった、なんか見栄を張って嘘をついたとたん墓穴掘るとかかっこ悪すぎるぞ俺は……


「先輩の顔……は見えなかったんだけど、後ろから漂ってくるオーラ的なのがなんか悲しい色してたんだようん、そうなんだ」


 墓穴を掘り続けてる気がする、何だよオーラが見えるってわけわかんなすぎだろ。


「そういうことだったのか……オーラが見えるね……」


 そして、話を聞いた幸人はなんで指を顎に当てて思案顔なんだよ……


「いや、オーラというよりも雰囲気? なんかそんな悲しい雰囲気が先輩から漂ってきてたんだよ、別にオーラが見えるという訳じゃないからな、勘違いすんじゃねーぞ」


「分かってる、分かってる、宗司なりの冗談だろ? おもしれーよ」


 なんか、一人で幸人に踊らされて、くそ情けねーな。


「でもさ、俺はちゃんと言ったし、宗司もちゃんと教えて欲しかったんだけどな……」


 素直な奴の言葉には何かと逆らいずらい、それは本当に卑怯だよな?

 この場合の卑怯者はオレなんだけどな……


「……本当は幸人の話を聞いてるうちにオレもなんか言いたくなったんだよ」


 言っちまった……少し脚色したけど大体あってると思うし、これで幸人も納得してくれんだろ。


「そういうことだったのかよ、それならなんか俺が言い出したから釣られたって感じだな」


 なんか最初のオレの思惑と幸人の考えが同じ所に着地しちまった……


「別にそういう訳でもねーな、幸人が言ってなかったらオレが言ってたと思うし」


 オレはなんて天邪鬼なのだろうか。幸人に押し付けるつもりが幸人の罪を半分かぶるとは……


「そういってくれると気が楽になるな、ありがとよ」


 なんていい奴なんだよ! お前なんて、お前なんて……かっこいいじゃねーかよ!

 どうしよう、本格的に幸人に敵うのが身長しかない感じがしてきやがった。


「で、肝心の案なんだけどさ……」


「よし、話し合いは終わったし、これから練習再開だ―」


「あっ、もう時間来ちゃったか」


「そうみたいだな」


「じゃあ、この話はあとで部室で集まった時にだな」


 まず初めにここまで読んでいただきありがとうございます。

 はい、瑞樹一です。


 今日はなんと私のスマホを新しくしました!

 今まで割れたスマホを使うこと一年強、何故かめんどくさがって修理をしていなかったのですが時代に追いつくためにも3年以上使い続けた相棒と離れ、新たな相棒を手に入れました!

 いつものようにだらだらとあとがきを書いたのですが、これすら読んでくださった読者様に感謝です。

 よろしければ、評価やブックマークをしていただけると嬉しいです。

 あと、もし、感想など書いてくれるともう、踊ります!

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