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すれ違いの恋  作者: 瑞樹一
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ー皆川幸人の場合その18ー

「そういえばさ、今日香澄先輩となんの話してたの?」


 今日会議が終わった後のみなとの変わりようったら半端なかったし、気になっていたところだ。

 会議の時間だって一時間もかかってないと思うしどんな話をしたらみなとはあんな風になったのだろうか?

 それに俺らの事ばっかりみなとに知られ、こっちが何も知らないのは不公平だと思う。


「幸人はガールズトークって知らないの?」


「……知ってるけど、それがこの話と関係あるの?」


「何だろう? これはデリカシーがないっていうのかな? それともただ幸人が子供なだけなのかな?」


 みなとは思案顔で俺の顔を見つめて来る。

 あのー、いくら俺の顔を見たところで答えなんて書いてないと思うしやめてもらえませんかね? 何というかみなとは可愛いし、俺が恥ずかしすぎるんですよ。


「なるほどー、幸人は子供でデリカシーが無いようですな」


 顔に書いてあったようだ。これからはみなとには顔を見られないようにしないとな。


「つまりは……?」


「あたしと香澄先輩はか弱い女の子だし、あたしたちの内緒の会話を無粋な男子に話せるわけないでしょ!」


 部室にいた時から気になったのだが『か弱い』を強調しまくりではないだろうか?


「そういうことかよ、それなら明日香澄先輩にでも聞くかな」


「香澄先輩もきっと教えてくれないと思うわよ。なんたって秘密のガールズトークなんだからさ」


「秘密、秘密って女子は秘密が多いな」


「そうなのよ、女の子には秘密が多いのよ」


 そういうことらしい、みなとの事は幼馴染として誰よりも長い時間を一緒にいたと思うのだがまだまだわかんないことだらけだな。


「そろそろ、うちつくけど今日どーする?」


 いつものことだが今日も俺たちの両親の帰りは遅いので二人で晩御飯を食べることになっている。


「食材切らしちゃってるし、ちょっと買い出ししていこうよ」


「オッケー、じゃあ、そこ右だな」


 なんだか昨日までのぎくしゃくした気持ちも今日で大分改善されてきたと思う。



 まず初めにお読みいただきありがとうございます。

 はい、瑞樹一です。


 いつも掲載時間に差がある中ここまで読んでいただきありがとうございます。

 これからもきっとこのペースのままだとは思いますが見放さずに読んでくれる読者様のためにも書いていきたいと思うののでよろしく御願いします。

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