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すれ違いの恋  作者: 瑞樹一
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ー皆川幸人の場合その16ー

「今日の香澄先輩かっこよかったな」


 部活を終え、帰宅しながらみなとと二人で今日のこと話していた。


「普段とのギャップが激しかったけど、そうね」


「俺らも二年後はああなれてんのかなー?」


 なんだろうこの感情は、中学時代の一時期に所属していた部の先輩からは感じた事のない感情だ。


「まあ、あたしは皆の前で啖呵きったっていうあんたと宗司君もかっこいいと思うけどね」


「あれはまあ……流れで的な?」


 実際には鈴先輩の為っていう理由があるのだが気になる女の子の前で他の女の子を助ける為に言ったとはいえないよな。


「幸人はきっとそうよね、いつも誰かが困っていたらその人の為に動いちゃうんだから」


「そんな事もねーだろ、香澄先輩にいじられまくる宗司は困ってるだろうけど全然助けてないしな」


 まあ、あれは困ってるというより二人のコミュニケーションの一部って感じだし、助けようとは思わない。


「なるほど、それなら幸人は困ってる女の子限定で助けるのね」


「……へっ? いやいやいや別にそんなつもりねーよ。ただ今までが女の子を助ける機会の方が多かったってだけだよ」


「ふーん、まあっそういうことなら、そういうことにしといてあげるわよ」


 みなとの評価が下がるのは避けたいけど、これはどう弁解したらいいんだよ……

 怒ったみなとの期限を直すのってなかなか大変なんだよな。


「もしも、私が困ってたら助けてくれるの?」


「当り前だろ、他の奴に助ける暇なんて与えないぐらいすぐに助けるから任せとけ!」


 気恥ずかしいがみなとの機嫌を直すため、これは受け入れよう。


「そういうことなら、もーしも、あたしになんかあったら助けてよね」


「いつも助けてると思うけどな、勉強とか教えてるし、宿題見せるとか色々やってんじゃん」


 みなとは勉強ができないけど、そこがまた可愛いんだよな。


「……まあ、そこは感謝してるけど……そういうことじゃ……」


 みなとの言葉を最後まで聞くことはできなかったが、きっと俺に感謝してるのだろう、自分で言うのもあれだがみなとが菫ヶ丘高校に入れたのは俺の力も大きかったと思う。

 いや、恋愛的な意味での力ではなく、勉強面で面倒見たってことだからさ、まあ、みなとの中にはきっと俺と一緒の高校に行きたいという気持ちもあったのだろうけど。


「違うからね、ちゃんと感謝してるんだから」


 みなとは返答が遅いから俺が怒っているとおもったのだろうが、ここでその言葉はやめて欲しかったな……

 そうだよね、俺がみなとの気持ちに気づくのが遅かったんですよね。


「大丈夫だよ、ちゃんとみなとの気持ちは分かってるからさ」


 信じられるか? この子は昔あるやつに告白して、そいつはこの子の告白を断っているんだぜ。本当に、何であの時……断ったんだろうな。

 別にみなとおのことが嫌いというわけでも無いし、どちらかと言えば好きだっと思うんだけどな……


「あっ、そっそれならこれからも勉強教えなさいよね、あたし困ってんだから」


 照れながら俺にお願いするみなとはやっぱりかわいい。


「俺のわかる範囲でよければ任せろ。一応みなとよりは頭いいと思ってるからさ」


 この関係がいつまで続くのかはわからないが今はこれでいいよな。


 まず初めにお読みいただきありがとうございます。

 はい、瑞樹一です。


 一応モンハンの上位のストーリーも大体終わり、これからは毎日更新していきたいと思いますので今後もよろしくお願いします。

 では、最後にここまでお読みいただきありがとうございました。

 評価やブックマークなどしていただけると小躍りするほど喜ぶのでよろしくお願いします。

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