ー皆川幸人の場合その10ー
「もう早く来なさいよね」
「いや、ちょっとな……」
「あっ、そう……」
「……」
「今日、なにたべよっかー?」
「……んー何がいいかな?」
「今日は確かあたしの番よな? 何も案がないならあたしに任せなさい!」
「……」
みなとは今まで通りの感じに話してくれているのだが、どうしても二人っきりになると話が続かなくなってしまう。
俺はみなととの関係がわからなくなっているのだろう。幼馴染なのか? それとも片思いの思い人なのか? はたまた両思いなのだろうか?
先日までは俺はみなとの事を好きであったはずなのだが、宗司にあんなことを言われ、今までのみなとの気持ちを考えるとどうしてもな。
「そういえばなんであたしだけ呼ばれなかったんだろー?」
「……」
そして結局のところみなとは俺との仲をどうしたいんだろうか?
いくら考えても俺一人で答えは出せず一週間以上悩んでも分からないままだ。
「ちょっとー、聞いてんの?」
「……」
みなとに告白され、それを断った時、俺とみなととの関係は変わっていくだろうと思ったのだが、そんなことはなく、それまで通りの関係を続けていってくれているみなと。
それは、果たして、俺がみなとと同じ立場にいた時同じことが出来るのだろうか?
「おい、聞けやー」
「えっ……」
俺が考えごとをしているとみなとから大振りの蹴りが飛んできた。
その右足を使った鋭い蹴りを俺は正面から受けることとなり、腹部に命中した……
そして、俺は蹴りに合わせめくれていったみなとのパンツを見逃すことはなかった。
「ちょっと。あんた何見てんのよ!」
「あっ、悪い」
「えっ、どうしたのよ? なんかあんたのその反応変よ? いつもなら先に蹴られたことについて文句言ってくるのにここ最近のあんたちょっとおかしいわよ」
確かに俺はそんなやつだったな。
てか、みなとは俺の反応をそんな観察していたのか……
でも、今ではその反応も出来そうにない。
まず初めにお読みいただきありがとうございます。
はい、瑞樹一です。
昨晩は少しばかり某ハンティングゲームにうつつをぬかしてしまい、更新が今になってしまいました。
大変申し訳ありません。




