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すれ違いの恋  作者: 瑞樹一
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ー皆川幸人の場合その5ー

「はい、承りました。では、まずこちらをご覧ください」


 そうして鈴先輩は俺たちに一枚の紙を見せてくれた。


「これって体育祭のプログラムですよね?」


「正解です。幸人君に三十点」


 鈴先輩ははにかみながら俺に謎の点数をくれた。

 何か良いことでもあったのだろうか?


「でも、体育祭のプログラムって発表されてないよな?」


「確かに、あたしたちのクラスでは配布されてないし、先輩たちのクラスが早く配布されたとかなんですか?」


「いや、そういう訳ではありませんよ、よく見てください」


「あっ、確かにそうだな、これは去年の体躯祭のしおりだ、どおりで見覚えがあると思った」


 宗司はどこで見たのだろう? これはシスコン的に香澄先輩の物を覗き見たのだろうか?


「宗司さん正解です。でもカンニングは良くありませんよ。マイナス十点です」


「ちょっと、鈴先輩そりゃあないって」


「ダメです。これで幸人君とは四十点差ですね。頑張って追いついてください」


「なるほど、幸人、お前やるな」


 何がやるのだろう? そんな風に俺をライバル視するのはやめていただきたいんだが


「続けますね。そして、去年のプログラムの中に普通の学校と違う点はありませんか?」


「……なんだろう」


「ほらほら、みなとちゃん? オレと幸人は答えたし、次はみなとちゃんだぜ?」


「もう、宗司君、うるさい!」


 宗司に言われたせいか、みなとは鈴先輩が見せてくれた去年のプログラムを食い入るように見つめている。


「ヒントは、んーと、時間ですかね?」


「……わか、りません」


 みなとは昔から間違え探しとか苦手だったし、こういうおかしな点を見つける的なことは苦手だろう。その癖に自分が出来ないことを中々認めようとしないからなー。


「ちょっと、貸してみ?」


 俺がみなとに促すと少しふてくされながらもみなとは俺にプログラムを渡してくれた。


「時間、時間ね……あっ!」


 みなとから受け取ったプログラムを改めて読んで見るとそこには小さな違和感があった。


「あれですね。昼休みが二時間半もある体育祭っておかしいですよね」


 プログラムは横書きで競技が書いており、その隣には時間も書いてあるのだが昼休みが十一時半から二時までの二時間半もある。そこに違和感があった。


「そうです、さすが幸人君ですね。幸人君には、ん~と」



「そうよ! うちの学校の昼休みは二時間半もあるのよ」


 まず初めにお読みいただきありがとうございます。

 今夜も眠い瑞樹一です。

 夜は寝る習慣がついているからこそ眠い。

 そして、いつの間にか夜寝る習慣がついていたという奇跡。

 うれしい反面今年の4月以降のことを思うと鬱になる……

 というわけで私が闇落ちする前にこのあたりで失礼します。

 こんなどうでもよいあとがきをここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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