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すれ違いの恋  作者: 瑞樹一
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ー沢渡宗司の場合その8ー

 その後、オレたちチーム料理ができないに調理を教えてくれたのは主に皆川で芒原が皆川のサポートといった形になった。

 普段から人に教えているのか皆川の教える手際は良く、オレたちチーム料理ができないは調理を滞りなく進めることが出来た。


「なんか、すっごいおいしそうに出来てない?」


 オーブントースターに入れ、最後の調理を行っていると姉ちゃんがつぶやく。

 確かに、これは料理が出来ないオレたちにしては良い出来だと思う。

 漫画の主人公が一国を救うために作った料理に大分似ていると思うし、漫画に描いてあるような香ばしい香りも漂っている。


「鈴先輩とみなとが材料とレシピをきちんと揃えて、俺が教えたのだからきちんとできてる証拠だな」


 皆川はちょっと調子に乗ってるけど教えて貰った身としては文句を言うことはできない。


「そろそろ、完成しますね。本当においしそうに出来てますよ。これも幸人君とみなとさんのおかげです」


 天河先輩は一向に自分の手柄をひけらかしたりはしないし、これはこの人の美点なのであろう。


「ホントですね、やっぱりはこれは皆の力ですよ!」


 芒原はもう完成した気でまとめにかかっているがこれも嬉しさの裏返しなのか?


「ほら、そう話しているうちに完成したぞ、見てみようぜ」


 本当に四月から入部したのかと言う馴染みようで皆川と芒原は自生部馴染むんでいると思う。オレも一か月足らずで二人のように馴染んでいけるのだろうか?


「そうね、それじゃあ、焦げちゃわないうちにあけちゃいましょう」


 姉ちゃんだけが準備に何も加担していないのだが何故こんなに堂々としてられるのか?

 こいつに申し訳なさは無いのか?

 姉ちゃんの合図があると皆川はチーム料理できないが作ったものを、芒原は皆川と二人で作ったものをオーブンから取り出した。


「うまそーだな」


「おいしそー」


「美味しそうですね」


「きたこれー」


「おー」


 部員の声は揃わなかったが気持ちはひとつであったと思う。

 そして、オーブンから出てきた料理はドリアであった。

 ここでオレに料理の素晴らしさを表現する方法を持っていなかったのが悔しまれるほど、チーズの焼けた匂いは食欲をそそる。


「よし、じゃあ、早速食べてみよー」


 姉ちゃんはいっつも先陣を切って行動するなー


 まず初めにお読みいただきありがとうございます。

 どうも、瑞樹一です。

 最近は寒くなってきて、クリスマスも近く、温かいドリアが食べたいと思いつつもこの話を書いてました。

 いいですよね、ドリア、グラタン、ポトフなんかあたたかいものを家で食べたいんですけど、最近は三食すべてコンビニなんてことも多くなかったりします。

 では、本日はこの辺で、瑞樹一でした。

 ここまで読んでいただきありがとうございます。

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