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堕ちた英雄騎士  作者: CSS
第2章暴食の魔物
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エピローグ

また、影が集まっていた。

「・・・おいどうなっている?」

影を1人が怒りを顕にしている。

「・・・わからねぇ。急に反応が途絶えた。

急いで反応が消えた場所に行ってみたが

壊れた村以外何も残ってなかった。」

「何よ。失敗してるんじゃない。

情けないわね。」

その影は、何も言えなかった。

「もういい。終わったことは仕方ない。

・・・だが、これ以上の失敗は許されない。」

「えぇ。そうね〜」

「こうなっては、計画を次の段階に

進めるしかない。」

その言葉に2つの影が反応する。

「・・・本気か?」

「あぁ。問題はいろいろあるが、仕方ないだろう。」

「まぁ。反対はしないけどね。

でも、私の場合、あの年増エルフを、

どうにか出し抜かないといけない

わけだけども。」

「勇者の仲間か・・・」

「えぇ。あの女のせいで、迂闊に

行動できないの。」

影が、嘆息を吐く。

「だが、何とかしてもらうしかない。」

「無茶、言うわね。」

「無茶でもやってもらわなければならない。

。おれたちには、もう後はない。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あの、魔物との戦闘後は、特に問題は

なかった。

そして、数日歩き、パナウェイが見えてきた。

「やっと、やっと戻ってこれた!」

「長かったとても、長かった・・・」

亜人2人が故郷を見て涙を流している。

おれは、少し複雑な感情になる。

「グレンさん。どうしたんですか?」

「いや、もしかしたら知り合いが彼処にいるかと思うとな・・・」

「亜人に知り合いがいたんですね。」

「あぁ。昔に少しな・・・」

正直、あまり会いたくない。

いや、『あいつ』に会わせる顔がない。

おれは、『あいつ』がいないことを

願いながら歩いた。

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