16話予想
おれたちは、今日で、3度目の魔物の襲撃に襲われていた。兎が魔物化し凶暴になったアグリーラビット5匹。硬い鱗に覆われた巨大なクモの魔物プレートスパイダー4匹。アグリーラビットはとても、素早いがその素早さは、前にしか使えない。だから、簡単に対処できるからゴブリンと同じランクF。プレートスパイダーが口から吐く糸は、粘着性がある上に硬い。ランクは、ポイズンイーグルのワンランク下のランクEだ。ハナとレンズがアグリーラビットをおれとリーザが、プレートスパイダーを相手している。プレートスパイダーが糸を吐いて攻撃してくる。リーザは左へおれは、リーザの反対側に避け、互いにプレートスパイダーを囲むように走る。
「はぁ!」
リーザが、魔剣に魔力を通しプレートスパイダーの脚を斬り落とす。プレートスパイダーが怒りリーザを狙う。
「ぜぁ!」
リーザに、眼をとられてた隙に横からたった斬る。プレートスパイダーの胴体が離れプレートスパイダーの命が消える。
「キシャャャャャャャ!!」
プレートスパイダーが一斉に糸をおれに向かって吐いてくる。
『マナシールド』
魔力を、盾のように作るマナシールドを使い糸を防ぐ。
「はぁぁぁぁぁ!!」
リーザが後ろからプレートスパイダーの腹に飛び乗り、その腹をハンドソードで斬る。
「キシャ!?」
残った1匹は、逃げようとするが、
『シャドーグランプ』
時既に遅く気付いた時には串刺しになっていた。
「ハナ!そっち行ったよ!」
「了解!!」
レンズたちも、最後のアグリーラビットの突進を躱し、止まった隙を攻撃して仕留めていた。魔物との戦闘も終了しリーザたちは、魔物の剥ぎ取りをおこなっていた。
「もう!何度目ですか!」
「今日のを合わせて12度目よ。まったく嫌になるわ」
「レンズよく数えていたね。私、途中から数えるのやめたよ。」
リーザたちが節々に魔物の襲撃に文句を言っている。
「やはり・・・か」
「何かわかったのグレンさん?」
レンズが、おれに聞いてくる。
「あぁ。おれの予想だがこいつらは、恐らく、自分の住処から逃げて来てるな」
「どうして?」
「こいつらが、生息しているのは西の方だ。
それに、襲ってくるやつは、ランクFやEの下級魔物と呼べるような奴ばかりだ。となると、何かに住処を襲われ逃げてきて飢えをしのぐために、おれたちを襲ったと考えるとつじつまが合う。」
3人が納得した顔をする。
「でも、一体何があったんですかね?」
リーザが質問してくる。
「知らん。わかっていたら、苦労はしない。
ほら、剥ぎ取りを終わらせろ。こんなところに長くいると血の匂いに誘われてまた魔物が来るぞ。」
おれは、作業が止まっていた3人に発破をかけた。




