第13話 カナタおねえちゃん!冒険者ギルドへ行こうよ!
それからのお昼ご飯は凄く豪華だった。
マリアンさんが病み上がり? だけど腕によりをかけて作ってくれたニードルラビッツシチューとブレードラビッツステーキはただでさえ朝ごはんを食べ損なったボクには天上の味だった。
ただパンは硬パンだったのがいただけない、酵母とかなら何とかなるかもしれないから今度作ってみようかな?
食べている間もロズマリーさんは深刻そうな顔でお金は必ず払うよとか言ってたけどやんわり断った。
「ボクのスキルの事を口外さえしなければ問題ないですよ、ロズマリーさんへの恩はまだまだ返しきれたと思ってないですし」
「あたいは一家の稼ぎ頭だからお金の重さは良く知ってるさ、一度マリアンを教会で見てもらった時に神の祝福には金貨1枚を要求されたよ! 金貨1枚も有れば普通の家なら一年は食べる事に苦労しなくても良いんだよ?」
あれ、またまたおかしな話が、拾ったイデアロジックが一個で金貨1枚って言ってたけど二個も拾っちゃってるよ、貨幣価値がわからない……聞いてみる? でもお金の価値を知らないとか変な人だと思われそう。でも『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』って言うし聞いてみるかな。
「恥ずかしい話、貨幣価値がいまいち解ってないんですが説明して貰っても良いですか?」
「貴族のボンボンだったらわからないのも無理は無いさ、銅貨から言うよ?」
「スマホにメモするのでお願いします」
スマホを出すとロッズさんが一瞬鋭い視線を飛ばしてくるけど武器じゃ無い事をアピールする。とっさにマリアンさんをかばえる様に椅子から腰を浮かしかけていた。マリアンさん本人はロッズさんの頬っぺたを抓って微笑んでいた。
銅貨1枚 1イクス
半銅貨1枚 10イクス
大銅貨1枚 50イクス
銀貨1枚 100イクス
半銀貨1枚 500イクス
大銀貨1枚 5,000イクス
金貨1枚 10,000イクス
半金貨1枚 50,000イクス
大金貨 500,000イクス
白金貨 1,000,000イクス
イデア=イクス結晶 50,000,000イクス
「多すぎて困る……なんでこんなに多いの?」
「さぁ? 王様の考える事はわからないねぇ」
「1イクスって何を何個買えるくらい? 買い物の時は銅貨って呼んだ方が良いの? それともイクス?」
「イクスで呼ぶのは生粋の商人くらいで冒険者は銅貨だよ」
ヤバイ、買い物するたびにスマホ見そうだ。
「硬パンとかスイーツレモンとか大抵の食べ物は一個~五個で1銅貨だぞ、ここの昼食が5銅貨で泊まるのが二食付いて大銅貨1枚、素なら4半銅貨だよ。タライとお湯がセットで2銅貨」
「ふむふむ何と無く解った」
スマホの画面をいじると適当に換算した一覧を表示する
銅貨 100円
半銅貨 1,000円
大銅貨 5,000円
銀貨 10,000円一万
半銀貨 50,000円五万
大銀貨 500,000円五〇万
金貨 1,000,000円一〇〇万
半金貨 5,000,000円五〇〇万
大金貨 50,000,000円五〇〇〇万
白金貨100,000,000円一億
イデア=イクス結晶5000,000,000円五〇億円
「金貨1枚で一〇〇万円! 教会ボッタくり過ぎじゃないか、それに一〇〇円が最小単位とかもっと安い物はどうするのかな?」
「何言ってるんだいカナタ、一〇〇万円って何さ食べ物かい? 教会があくどいのは昔からじゃないか」
「ロズマリーさん五個で1銅貨の食べ物が有るとして一個だけ欲しい場合はどうするんですか?」
「変な事を聞くんだね、あたいなら五個買って四個はベヒモス袋に入れとくよ?」
変な事を聞いたつもりは無いんだけど、怪訝な顔をされる。
「そうじゃなくて五個も持てないとか食べたくないとかイラナイ場合です!」
「五個で1銅貨なんだから一個じゃ買えないよ?」
わかった事はどんなに安い物でも無理やりセット売りにして1銅貨にするみたいだ。
五個で1銅貨の食べ物を一個だけ貰って1銅貨渡すのはマナー違反らしい、残りは恵んでやるとかそんな感じのニュアンスで取られて最悪喧嘩になるそうだ。
五個を1銅貨で買って四個を通りすがりの人に配ってあげるのはセーフらしい……違いがわからない!
「ありがとうございました。大体お金の価値はわかりました」
「もうわかったのかい?」
ぽかーんとした顔で三人とカウンターの後ろから覗いている一人は驚いていた。
「大体わかれば、後は物価とか相場は実際見てみない事にはわかりませんしね」
「カナタさんは大商人の素質がお有りになるのですわ!」
マリアンさんが興奮気味に言ってくるけどそんなに凄い事じゃないよね。
「結構簡単に治療とかしちゃったけど数時間で一〇〇万円とは思わなかった……それは深刻そうな顔でロズマリーさんが言ってくる訳だ」
「そう言う事だよカナタ、あたいの気が済まないのもあるよ」
「本当に良いんですよ、どうしてもと言うなら冒険者の手解きとかして貰えば良いですし」
しぶしぶな感じでロズマリーさんが頷くと、横からトンでもない言葉が飛び込んできた。
「私がおねえちゃんのお嫁さんになる! 妹か弟の命の恩人だよ!」
「よく言った! さすがあたい達の娘さね」
「カナタさんなら将来も約束されているようなものですわ!」
「……盾の極意を教えてやる」
若干一名殺気を放っているけど子供の言葉に何言ってんのこの人達。
「ボクは性別上は女だから結婚は出来ないしまだ一三歳だからね? メアリーちゃんがもっと大きくなって好きな人が出来たら言ってあげてね?」
カーナさんの体なのに勝手に結婚とか怒られる。
「私のお母さんはお母さんとお父さんと結婚してるよ? 来年にはもう一四だから結婚できるよ? それにおねえちゃんすっごく良い匂いがするの~」
メアリーちゃんがジャンピングタックルを仕掛けてきて天使の服の胸元に顔を突っ込んでスンスンしている、お風呂入ってないけど天使御用達の服着てるからギリギリセーフなはず。
「汗かいてるかもしれないし離れて! 抱っこは良いけどスンスンはダメだよ」
「あたいも抱っこして寝ている時思ったけど、カナタって良い匂いがするよ」
ロズマリーさんまでスンスンしてくる、つられてマリアンさんもスンスンしてくるけどもう簡便して!
「お日様のかおり? 私にはわかりませんが、獣人の嗅覚を刺激する何かを放っているのですわ」
と言いながらマリアンさんは後ろからスンスンしようと近づいていたロッズさんの首を片手で掴んで締め上げていた……
獣人限定フェロモンを放っているみたい? カーナさんの体どうなってるのかな。
「おねえちゃんにはなってあげれるからそれで我慢してね」
「わーい、おねえちゃん! おねえちゃん~」
メアリーちゃんが喜び走り回っている、無難に乗り越えたと思う。乗り越えたよね……?
因みにロッズさんロズマリーさんマリアンさんは同い年で貴族は早いと一二~一四歳で結婚するらしい。
あ、トイレの事ですが生活魔法覚えました。トイレが水洗式の和風テイストだったので紙を期待したのですが有りませんでした。
ロズマリーさんによる特訓のおかげで……聞くも涙、語るも涙な格好で特訓して終いに【生存の心得F】【生存本能】をAS発動させたら覚えれました。
もうお婿に行けません……お嫁さんかな?
――∵――∴――∵――∴――∵――
草原と森以外の異世界は初めてです!
宿の玄関口からドキドキしながら扉を押し開き……
「何やってんだい、さっさと冒険者ギルドに行くよ」
「おねえちゃんいくよ~」
「はい、急ぎましょう……」
右手をロズマリーさんに引かれ左手をメアリーちゃんに引かれ、連行される某宙人見たいなかっこで宿から出る。
振り返り宿を見上げると、かなり広い庭がセットになったお屋敷と言った外見だった。
建材は黒光りする木とレンガ? 洋風な感じで見ているだけで目の保養になる感じだ。
『黒鉄杉』
『黒鉄檜』
「レンガじゃなくて檜なの!」
「カナタは黒鉄檜を知ってるのかい、宿の材料の黒鉄杉と黒鉄檜は全部あたいとマリアンとロッズで切ってきたんだよ!」
「木造だと火に弱そうですけど大丈夫なんですか?」
「家の材料にするなら、硬くて加工するのが大変な黒鉄杉と同じ色合いで加工がしやすい黒鉄檜が一級品さね! 燃やそうとするなら同量の油でも持ってこないと燃えやしないしねぇ」
耐火性に優れてるってレベルじゃない気がする、これ全部切ってきたって宿が出来るまでどれだけ年月がかかったのかな?
ロズマリーさんに宿建設の秘話を聞きながら大通りを歩く、人通りはそこそこ多く建物は区間整理されている感じがする。所々露天で食べ物を売っている人を見受けられる。
予想していた通りの中世ヨーロッパな感じの町並みに予想外の上下水道、異様に緑が少なく道が広い。驚く事に地面は舗装されていてちゃんとしたレンガで覆われていた、と思ったらレンガじゃなかった!
『切った石材』
これである、まさかの石を切って並べているみたいだ。ラビッツレイピアでツンツンしてみたところ鈍い音がするので大分厚みがありそうだ。
「おねえちゃん何してるの~?」
「この切って敷き詰めてある石、結構分厚そうだな~って思ってただけだよ?」
「10cmはあるぞ! 全部ギルドの皆で切ったんだよ」
冒険者ギルドは公共事業もやってるみたいだ。もっと魔物とか採取とかそんな感じの依頼を出す場所だと思ってたから以外だった。
「何で地面が見えている場所が無いのかと思ったんですが、まさか公共事業まで行なってるとは思いませんでした」
「公共事業? なんだよカナタ帰らずの森でラビッツに襲われといてそんな事も知らないのかい?」
「おねえちゃんラビッツは生えるよ?」
「生える? ラビッツってあのウサギですよね? その……交尾して増えるんじゃないんですか?」
「ウサギ? おねえちゃん交尾して増えるのは肉食性の魔物だよ? ラビッツは草食性だから生えるの~」
「地面から?」
「地面以外にどこから生えるんだい?」
心底不思議そうな顔で見てくる二人を置いといて考える。
肉食の魔物は産んで増えて、草食の魔物は地面から生える?生える……ん、もしかして異世界に来て初めてあったフェイクラビッツは生えてくる途中だったのかな? 弱かったのはまだ生まれてないからだとしたら納得がいかなくも無い。
「つまりあの町の端っこを囲むように有る壁は肉食性の魔物から身を守るためで、地面を切った石材で埋めているのが草食性の魔物から身を守る為って事?」
「そうだよおねえちゃん~」
宿の外に出た時思ったけど突っ込まなかったよ……高さ10mはある黒鉄杉で作られたと思われる黒光りする壁が町を囲っている10mも必要な魔物が居るのかと思うとゾッとする、巨人じゃないよね……
「あの壁もギルドの皆で作ったんだよ、あたいは【黒鉄杉・檜の天敵】の称号を持っているよ!」
なんと言う事でしょう、天敵指定されて喜んでいるロズマリーさんが居る、尻尾フリフリである。どんだけ伐採したのか聞かないほうが良い気がしてきた。
称号って誰が決めてるか知らないけどこれはどうなんだろう?
「イメージと違うんですが冒険者ギルドって町を開発する事業もやってるんですか?」
「何言ってんだい、森を狩り開き草原を埋め立て壁を作りギルドを作って町になって行く、それが普通じゃないかい」
この世界の森は生きているらしい、草原の草すらもほっとけば魔物に変わるとか恐ろしい世界だ。森を狩り開くの意味がわかった。
「私も冒険者だよ! Eランクなの~」
「メアリーちゃんが先輩になっちゃうね~」
「おねえちゃんはすぐに私を越えちゃうよ~将来が約束なの!」
ちょっと混乱してきた。冒険者ギルドが思っていたものとちょっと違う、歩きながら話を聞くと討伐・狩猟・採取・配達・護衛などなどスタンダードな依頼がメインらしい、緊急依頼や遠征依頼など色々あるそうだ。変り種としてはダンジョン討伐依頼や公共事業的な依頼がある。
この世界はイデア=イクス世界と言うらしい(ここに来て初めて名前が出た)一番偉い神様が創世神イデア=イクス様で大地に平和と繁栄を……と続く良い神様みたいだ。
対して、この世界の海(超危険)と未開の大地を支配する魔王が居るそうだ。名前を聞いても『魔王は魔王じゃないのかい?』と返されたから信用ならないけどね。
話の途中だったけどギルドに着いたのでまた今度となった。
「なんで入り口だけギリシャ系の神殿造りなんだよ!」
思わず突っ込んだよ、世界一有名な神殿の入り口っぽい感じがするのに繋がる建物は木造2階建てのかなり大きめの建物だった。黒鉄杉は重要な建築材みたいだ。
「入り口だけはどこの冒険者ギルドも同じ形だよ?」
「お母さん配達の依頼見てくる~」
「最後の鐘が鳴る前に戻って来るんだよ、あたいは雌狐にガツンと言ってやらないと気が済まないよ!」
過去にもこの世界に結構な数の地球人が来ているみたいだ。もし会ってしまったらどうしよう、世代が違うと話のネタに困る。
メアリーちゃんは配達依頼を探しに行ってしまった。素早い身のこなしはロズマリーさん似かな、ロズマリーさんが毛を逆立てて怒っているのは何故?
緊張とドキドキの冒険者ギルド入りは波乱の予感がした。
――∵――∴――∵――∴――∵――
神殿造りの入り口の奥に普通の黒鉄杉の扉が有った……あの入り口は完全にシンボルみたいだ。
大声で誰かの名前を呼びながら先に入って行ってしまったロズマリーさん、二分くらい間を空けてそっと扉を開け滑り込むように入り音がしないように扉をしめる。予想の通りにロズマリーさんと一番偉そうな受付嬢が喧嘩腰に言い合っている、他人の振りをしつつ開いてる受付を探す。
美人な受付嬢が多い気がする、あっ一名おっちゃんが混じってる。
左から順に喧嘩中、片方はロズマリーさんで受付嬢は狐耳の苦労性お姉さんだ。隣がかなり若いと言うか子供な受付嬢で並んでる人は〇、真ん中がスレンダー美人さんで額に角が生えている見た感じ獣人さんだけど種族がわからない一〇人ほどわざわざ並んでいる、その右が眼鏡をかけた羊っぽい獣人さんで巻き角がキュートなお姉さんタイプだ! 並んでる人は二人、一番右がおっちゃんだ。並びは〇人。
さぁ、選ぶべき場所は……
「カナタさん! ちょっとこっちに来てください」
偉そうな受付嬢に何か呼ばれてるけど聞かなかった事にしてとっさにおっちゃんのカウンターへ入ってしまう、失敗した……
「冒険者登録したいんですけど」
一瞬驚いた顔をして親指で一番左のカウンターを指す。
「あっちに行くと不幸になりそうなのでここでお願いします」
「オレが不幸になっちまう、呼んでる様だからあっちへ行ってくれ」
顔を伏せて左へ行けのジェスチャーを出すおっちゃん。
「無理ですか?」
「あぁ見えてあの受付嬢がギルドサブマスターだぜ、オレの首が飛んじまう」
「失礼しました」
おっちゃんの首を飛ばすところだった! 冷や汗が出る、一番左のカウンターへ進む足が重い。
「あの……なんでボクを呼んでるんですか?」
「ビックWARビーの巣、発見報酬の大銀貨1枚ですのでお受け取りください」
「ありがとうございます」
5000イクス貰えちゃったよ! 五〇万円棚ボタ美味しいです。
後でロズマリーさんと分けよう、拒否されそうだけどそうなったらあの宿に止まる事にしてお金を払うしかないね。
「それだけかい? あたいが居なかったらカナタは今頃幼虫の餌になってたんだよ!」
ロズマリーさんが怖い事を思い出させる、そう言えば緊急依頼が出るのかな? ボクはまだ関係無さそうだけど。
「他に何か?」
「雌狐め! アンタが緊急依頼を出すのを渋ったんだろ、何が採取のついでに一匹でも居るか見てきてくれだい! 五〇匹以上の群れが襲ってきたよ!」
激オコのロズマリーさんをなだめつつ、サブマスターさんに良いですから気にしないでくださいと言うと。
「今回は私の配慮が足らず、大変怖い思いをさせてしまって真に申し訳ありませんでした」
サブマスターさんはこちらに頭を下げたあと、ロズマリーさんに射抜き殺しそうな視線を向けていた。
『マーガレット』
あっ、名前見ちゃった。一瞬視線を向けられた?
「カナタさんはなかなか面白い眼鏡をお持ちで、冒険者登録なら隣のロッティに任せなさい」
むむぅ、【簡易鑑定】がばれた? と言う事は相当な実力者って事かな、普段は封印しとこう……
右のカウンターを見るとやる気が視覚化出来そうなくらい全力で手をコイコイしている子供が居た。
絶対フラグだってこれ、おっちゃんの方へ行きたいけどおっちゃんは早々と休憩に行ったみたいだ。
ロッティさんの前へ移動しようか迷っているとカウンターを叩いて我慢の限界らしいロッティさんと目が合う。
「ようこそ! 冒険者ギルド・ラーズグリーズ支店へ!」
運命を呪ってとりあえず逃げたくなった……
名前:彼方=田中(カーナ=ラーズグリーズ)
種族:人間 年齢:13 性別:女 属性:?
職業:? 位:? 称号:無し ギルドランク:無し
レベル:18[1+17+?]☆
HP :219/219[100+100+1+18+?]
MP :119/119[100+1+18+?]
攻撃力:1[1+?]
魔撃力:1[1+?]
耐久力:6[1+5+?]
抵抗力:?[1+4+?]
筋力 :18[1+17+?]
魔力 :18[1+17+?]
体力 :18[1+17+?]
敏捷 :18[1+17+?]
器用 :18[1+17+?]
運 :NORMAL[1+?]
カルマ:0[0]
SES
:【生存闘争】
UNS
:【魔力の源泉】【生存戦略】
EXS
:【生存本能】【第六感】
スキル
:【生存の心得F】【生活魔法】【治療E】【解体F】
装備品
武器 :無し
盾 :硬皮の盾[耐+1]
兜 :無し
仮面 :特殊防弾ガラスの眼鏡[耐+1抵+1]【簡易鑑定】【光量調整】
服 :天使御用達の服[耐+1抵+1]【浄化S】【自己修復S】
鎧 :無し
腕 :スマホ[耐+1抵+1]【簡易アイテムボックス】【発展】
腕 :エアコンのリモコン[耐+1抵+1]【空気調和】
靴 :無し
その他:夜を背負った様な漆黒色の羽根[?+?]【????】
:全てを覆い尽くすような漆黒色の羽根[?+?]【????】




