ただ、それだけ
寂しいのは…僕だけなのかな?
君に会えない時間が続く。
君に触れられない時間が続く。
君との距離が離れてゆく。
そんな、そんな気がした。
いつからか君は冷たくなった、
落ち着いただけ、そうなのかもしれない。
共有していた時間は減った、
返信を待つ時間が増えた。
想えば遠く、歩み寄れば離れ、手が届かない。
心の奥底、隅っこで涙を堪えて君を待つ。
ドアはノックされない、風化しこびり付いた虚しさがキリキリと首を絞める。
苦しさが頬を伝った。
君の言葉を信じてきた、
裏切られる恐怖と共に。
いつからだろう、独りで苦しむことが出来なくなったのは。
いつからだろう、こんなに弱くなったのは。
君に嘘をつかれたとき、苦しくなるのは、辛くなるのは…
悔しいけど、君を好きだからなんだろう?
僕が願うのは僕と同じ気持ちであって欲しい。
ただ、それだけなんだ。