そざいとりたいかい
素材取り大会の最中、私は審査員という形なのであまり動き回ることはできない。この辺りは危険もないし、大丈夫!と乙姫さまも言ってたしやることがないのだけど。
ならば、と修繕予定の2の部屋を見に行くことにする。床に穴が空いているのは見たが、その他はほとんどチェックしていないのだ。
『2』と描かれた扉を開けると、床の大穴にまず目が行く。何をどうしたらこうなったのやらだが、空いてるもんはしょうがない。これが天井だったら海のジュースが流れ込んできて更に大変だったことだろう。
亀とイルカには床のクッション材としてグミ系の素材と加工のしやすそうな板状の素材を頼んでいる。加えて倉庫でもある4の部屋にはほかの素材もいくらかあったので修繕はなんとか間に合うだろう、というのが今日までの目算だが・・・・。
以外と部屋全体の傷みぐあいがひどいな。
よくよく見れば部屋のいたるところにヒビや破損がある。元々2の部屋は職員の休憩や集会に使っていたらしいので、修繕が後回しにされ続けたのだそうだ。
今のうちに出来ることだけやってしまうか、と居残りの人たちに声を掛けてから作業を始めることにする。部屋全体にあるヒビにはシュガーロックとしょう油田から採れた醤油を合わせた特性みたらしだれを塗っておく。破損が目立つところには白玉バブルから採ってきた白玉団子を大きさを調整して貼り付ける。
続いてセンにバーナーになってもらうと白玉とみたらしを加熱していく。部屋全体に香ばしく甘い香りが広がると居残りの人たちが見学にきていた。白玉団子とみたらしだれは余りがあるので少しずつおすそ分けするととても喜んでいたもらえた。
みたらしだれの琥珀色、焦がした黒、白玉団子の白をバランス良く配置していると外から大会終了のアナウンスが聴こえてきた。




