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りゅうぐうじょう5

「それでは〜、これより〜、竜宮城全職員参加の〜、素材取り勝負を〜、はじめまーす」


今日ばかりは騒げ、とばかりに竜宮城入り口に集まる竜宮城職員一同。以外と人数がいた模様。


「優勝者には〜、食堂にメニューを追加する〜、権利を〜、差し上げまーす」


「なお〜、審査基準は〜、こちらにいらっしゃる〜、作り手さまの〜、偏見によるものでーす」


さらっと責任から逃れおったぞ乙姫さま。


さて、乙姫さまと亀とイルカと私の4人で話し合ったアレから数日。亀とイルカも参加しての海中素材取り合戦を開催したわけだ。


ルールは簡単。

作り手である私を驚かせるようなものであること。そして今回不参加の方々が納得するようなものであること。

どちらかと言うと、私が選んだものの中から居残りの(不参加の)方々が納得するものを選ぶかたちだ。


見た目はもちろん、味や希少性。量などもポイントとしている。あとは修繕を行なう関係上、それに使いやすいことだろうか。


「それでは〜、スタート〜!」


なお、拡声器代わりになっているのは貝である。巻き貝らしいそれは近くの音を収拾して大きくして放つという特性があるらしい。名称は特にないが、通称として『音あつめ』とよばれているらしい。


さて、スタートした一団であるが見事に全方位に散っていった。どこに何があるか分からないのでとにかく早いもの勝ちな様相である。


修繕に欲しいのは、グミと板状のものだ。簡単に手に入るだろうと思っているので、あえて皆さんに伝えてはいない。


もし集まらなかったら貝拾いを私だけやればいいし。制限時間内でどんなものが集まるか、楽しみにしたい。

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