えっぐこっこ
お茶鳥のなぞの視線にも負けず羽根を拾い集め。このあと拾った羽根は順次洗いや選別などの工程を経るそうで、今回は既に加工済みのものをもらった。
お茶鳥の羽根は軸に羽毛がはえてるので、乾燥させると抜け落ちるそうだ。洗いながら選別をして、残った軸は羽根ペンに加工される。なんとも無駄がない。
ちなみにお茶でスイーツ、という考えはなかったらしく、抹茶のことを話したらコックさんがとても食いついた。他にも紅茶のクッキーなど、あるのだが・・・・それは今後作っていくとして。
「今日最後の視察先はエッグコッコですな。名前の通り、たまごを産むために品種改良が進められた種類でしてな。お城だけでなく、国全土で広く使われておひますじゃ」
スイーツにたまごは定番の素材。使わないものの方が少ないくらいだ。置き換えることはできるが、使えると調理の幅がとても広がる。
「ただ、たまごのアレルギーがある者には申し訳ないんじゃよなぁ。広く使われておるから、それ以上の改良が難しくてなぁ」
そういえば先日のセンを手に入れる時にも広場でたまごのアレルギーを持つ人は何人か見た。やはりこの世界でも同じような問題はあるらしい。
そうしてエッグコッコの園に着く。こちらは整然とした雰囲気だった。これまでのように放牧のようなことはせず、一羽一羽に必要なだけのスペースでエサを食べ、適度な運動をして、たまごを産む。という感じがした。
産みたてのエッグコッコのたまごを見せてもらうと、とても大きかった。エッグコッコも普通の鶏よりも大きいが、たまごはダチョウのたまごサイズだった。
どうやって産んだ?と不思議に思っていると、職員ですらたまごを産む瞬間は見たことがないそうだ。なんなら一瞬目を離した隙にたまごが出現してることもあるらしい。
こちらもガラス牛やお茶鳥に負けない謎の生態をもっているらしい。




