表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/51

第四十六話

 北光国は、青華国の属国となり、改めて独立を目指すこととなった。今まで私利私欲でしか動いていなかった大臣たちは、すべて一掃された。もちろん、右大臣左大臣もだ。両大臣は屋敷に軟禁され地位はく奪となった。右大臣は、皇后への殺人未遂の証拠が不十分だったため、命は助かった。

 そして、改めて領地と人員を配置するための組織が青華国が主となって立ち上げられた。

 命を取り留めた皇后は、これまでの勢力図と宮中の内情を詳しく書き出させ、第一皇子に王位を譲位したいと青華国に求めた。

 青華国側は、血統順位として、重慶に王位を用意しようとしていた為、なぜ、第一皇子に譲りたいのかを皇后に詳しく説明する場を設けることとした。

 

 皇后の説明として、『重慶は、確かに前国王の残した息子で血統順位からすると逝去した現国王より上となる。だが、留学などで国に定着していた期間があまりにも短く、官僚たちとの信頼があまりになさすぎる。諸外国から得た知識の多さで、重慶を推すものも一部にいるがそれだけでは、官僚たちをまとめられない。人を使うには、人を知らねばならぬ。この国で働いてきた内情をまともに知らぬものに国王は務まらないだろう。だが、第一皇子は、政治に興味のないふりをしながらも水面下で、かなりの人脈を気づき、民の為になる法整備を準備していた。』そう説明すると第一皇子の計画を持ってこさせるのだった。


 「これは、我々が政権を取った際に整備しようとしていた改革しようとしていた図と法案です。右大臣左大臣が失脚せねば、なしえませんでした。その為、苦肉の策として…。西蘭国を巻き込みました。」


 青華国側は、皇后と第一皇子の意見を再考するため、この場の意見を纏め、改めて会議を開きなおすこととなった。

 

 そして、この後の事は、青華国がまとめるだろうと月涼たち一行は、帰国の途に立った。奏たちは、今回の事態が収まったことを報告するために早々に帰国していた。その際、なぜか藍も一緒に帰国させるのだった。『絶対、月涼への当てつけだ!!』と藍は、月涼と一緒に帰国すると駄々をこねていたようだったが無理だったようだ。


 「待って~!!月涼。私も連れってってば!!もうどこにも行くとこがないんだから。」

 「はあ?平民でも良いの。私、つつましく生きるわ。っていってなかったけ?延妃。あ。違う今は…。梅葉だっけ?」

 「もう!春節よ。どうやったらそんな違う名前で覚えるのよ。」

 「とにかく。もう自由なんだから、好きにしなよ。延妃は、この世の人じゃないからさ。」

 「だから、西蘭国に連れてって、言ってるじゃない。」

 「そういわれてもなあ。立ち位置がまあまあ複雑だしな。あ!!そうだ。春節。海南国に行くってのは?どうだ?」


 月涼は、延妃をあしらうために適当に話し始めていたが、延妃は、以外にもその話に乗るのだた。宮中に入る前に、重慶から聞いていた諸外国に行ってみたいとずっと、思っていたからだ。横で聞いていたルーリーがプッと吹き出して笑い始めた。


 「適当に話すからこういうことになるんですよ。どうせ、私が海南国に変えるときに、連れて行ってやれとか言おうとしているでしょ?」


 『ばれたか…。』月涼は、頭の中でぼやきまくる。『なんで、私の周りには、変な奴ばかり集まるんだろうか?』仕方なく、ルーリーに頭を下げて、ジ


 「良いですよ。その代わり、はい。」

 「なんだよ。はい。ってその手は?」

 「まさか、無償で引き受けるわけないでしょ?」

 「はあ、ちゃっかりしてるな。何が欲しいんだ?」


 ルーリーは、月涼の胸元を指して『これだ!』というのだった。


 「通信石か?」

 「そう。それ有ったら、月涼と連絡とりやすいからね。」

 「ふうう。仕方ない。だが、これは、義母上の刻印がある特殊な奴だから、後から届けさせる。それでいいか?」

 

 ルーリーは、コクリと頷き延妃に拳を突き上げて喜んで見せた。延妃も満面の笑みで喜ぶのだった。


           

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ