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69 エピローグ
光、ナリ、ルカの3人はアメリカに戻っていった。
光はウイルスに勝てず、その1年後に息を引き取った。
光の恒星へのありがとう、よろしくの伝言のよろしくは、”私が亡くなったらその時は恒星くん、よろしく"の意味だったようだ。
ナリは最後まで光と元に戻ることはなかった。
最近、ナリと国際電話で話した。
「海斗、あの海で光と二人でいた時、俺、『光に好きだ、愛してる』と言ったんだけど…何も反応もなくてさ…だから、『今は無理でも生まれ変わってまた会いたい』と言ったんだ」
俺はナリに聞いた。
「それ、返事は?」
「『考えとく』…と言われてそのまま…」
「あのさ」といいかけて、俺はやめた。
どっちにしろ、気持ちは伝わってるし、嫌いとも言われてないんだから気付けよ、と俺は思った。
まぁ、人のこと言えず、俺も同じか…。
結局、光は何もかも全ての秘密を墓場まで持って行った。
その秘密とナリへの気持ちを俺が言うわけにはいかない。
光が俺に言ったことが脳裏に浮かぶ。
-愛の形はいろいろだよ
そうだよ、光の言うとおりだよ。
~FIN~




