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天啓の雲   作者: 古寂湧水 こじゃく ゆうすい
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浮世絵の北斎・広重・写楽それに北斎の娘の浮世絵師お栄、小堀遠州の展覧会用のインタビュー

ついに人前に世界のスターが現れました。それにしても展示会用の作品は圧巻ですよ。

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特にユジノサハリンスクやカレーニングランドを念入りに見てきてくれるかな。調査費用はいくらかかってもいいぞ。]


すず[それは私やりたいです。開発の調査に併せて特産品などの把握も必要です。][すずさんは積極的だな、美味いものを食べて広めるのも面白いかもな。][そうです。観光には大事ですよ。]


[それでは長兵衛と相談して計画書を出してくれ。当然給料には特別手当が加算される。][早速まとめて提出いたします。]


露四阿視察に行く3人が計画を話している。サスケ[北方四島や千島間列島も見ておいた方がいいな。国後のホテル用地やエトロフ島への繋ぎも考えておかないとな。]


長兵衛[キャンピングカーがあったほうがいいですね。宿泊場所があるかどうかわからないところが多いので。]


サスケ[このようにすればいいよ。水を燃料に変えるエンジン車でキャンピングカーを作り強力エンジンのジープと、必要に応じてチェンジできるリバーシブル車を王様に作ってもらう。]

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すず[それができればとてもいいです。][これは世界にどこにもないけれど、王様なら簡単にできるはず。]


長兵衛[その車でサスケさんの瞬間移動を使って千島列島にも可能になります。どんなへき地でもどんな悪路でも対応可能ですよ。


期間はどのようにしますか、分身ですので好き勝手にできますが一応ユジノサハリンスクからウラジオストクまで3ヵ月、


ここでいったん戻り車の整備や体調を整えるとともに王様に中間報告をします。10日間後にウラジオストクからカリーニングラードまで4ヵ月。こんなところでどうですか。]


すず[私はそれぐらいあったほうがいいと思います。]サスケ[長兵衛さんそんなところでまとめてくれますか。


だいたいの計画とこのような機能付きのこんな車ということをおおざっぱでいいです。後は多めの予算を入れてください。]


[わかりましたすぐにまとめます。][ロシア開発の真田さんのところにいろいろな資料があるので、参考になりますよ。]


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展示会用の作品が出来上がってきた。

王様の分 2mの伊賀焼大壺  1億5,000万円  1個  大井戸釉大皿  1億円  3点

     1mの伊賀焼大壺  1億円      1個  青井戸 中皿  5千万円 2点


     1mの伊賀焼の大甕 1億円      1個  井戸脇 中皿  5千万円 2点

    50cmの伊賀焼の大壺 6,500万円    3個  古井戸 中皿  5千万円 2点


    30cmの伊賀焼の壺  4,000万円    3個  大井戸茶碗 1億円    3個

    20cmの伊賀焼の壺  2,700万円    3個  青井戸茶碗 5千万円   1個

     2mの常滑大壺   1億5,000万円   1個 古井戸茶碗  5千万円  1個

     

1mの常滑大壺   1億円      1個  益子琳派茶碗 500万円 10個

     1mの常滑大甕   1億円      1個  井戸脇茶碗  5千万円  1個

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    50cmの常滑大壺   6,500万円    3個  熊川茶碗   5千万円  1個

    30cmの常滑壺    4,000万円    3個  三島礼賓   5千万円  1個

    

20cmの常滑壺    2,700万円    3個  斗斗屋   3千5百万円 1個

    水指 伊賀焼    5,500万円     2個


    水指 常滑     5,500万円     2個

    明日香窯銘普及品  益子琳派文様


    湯飲み 2,000円  コーヒー茶碗セット  2,500円 マグカップ  2,000円

    お菓子皿  2,000円 お菓子鉢  2,000円 ※この普及品の売り上げの3%を身体障害

謝の治療費用に積み立て

小堀遠州分 クメール 肩衝  5千万円  5個  黄瀬戸  500万円  2個


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      クメール 茶壷  5千万円  5個  瀬戸黒  500万円  2個

      宋胡録  肩突き 5千万円  5個  織部   500万円  5個


      宋胡録  茶壷  5千万円  5個  志野   500万円  3個

    古瀬戸肩衝  普及品 1万5千円     古薩摩  500万円  2個


高麗茶碗  堅手       5千万円  1個

      雨漏り      5千万円  1個

      

蕎麦       5千万円  1個

店で売っている遠州好みの茶碗明日香窯銘  15,000~

利休使用タイプ茶筅普及品ケース付き8タイプ 15,000円


今回の展示は国焼茶碗が金額的にお買い得になっている。


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浮世絵 北斎 江戸の職人 漁師 魚  75万円 20種類  複数枚

    広重 街道風景  難波から唐津 75万円 20種類 複数枚


    写楽 役者絵         75万円 5種類  複数枚

    お栄 江戸の子供遊び     65万円 5種類  複数枚


屏風絵 北斎 江戸名所花見図     15億円      1点

    広重 洛中名所花見図     15億円      1点


[サスケさんにすずさんこの品揃えで行けますかね。]サスケ[これはまた面白いものが多いですね。


特に壺は圧巻で今までの個展でこんな良品が集められているのを、見たことがありません。]


すず[北斎さんと広重さんの屏風絵がすごい金額ですね。][残ったらバフェット美術館でお買い上げにすればいいわけですから、売約済みと一緒ですよ。


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サスケ[記者会見の申し込みが多くて、日本と明日香で2回づつを予定しています。][展示会の前の内覧の申し込みが美術館や企業が合わせて15グループに個人が5人います。


マスコミも記者会見の後に内覧をしていただきます。マスコミが先になりますね。福丸デパートより手伝いは4人来ます。


美術工芸品売り場と茶道具売り場の担当者ですので、間違いはないと思います。すずさんのお父さんは来るのかな。][2日目に迎えに行くことになっています。]


[一度でもきちっと御馳走しないといけないな。与兵衛寿司の料理と寿司を特上5人前、出前で取ってくれるかな。][はいわかりました。父も喜ぶと思います。]


[サスケさん。そういえばインドネシアの海底から引き上げた壺と大皿が多数ありましたね。5個づつ持ってきてくれますかね。


値段もつけてくれますか。新聞の切り抜きをコピーしてもいいですね。出所がしっかりしていますので、価格もそれなりになると思います。][そうですね。持ってきます]


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[美術館員とか企業の人達も内覧に来ますので、歯ごたえがあり満足させるようなものを揃えたいと思います。]


すず[結構いい値が付きそうです。世界的にも沈没船からのもので完全な形で残っているものは貴重ですし、なかなか売りに出てきませんから。]


サスケ[希少価値のものですから、これも目玉になりますね。]展示会の前日になりこれから記者会見が始まる。


司会[それでは予定通りの記者会見を行います。質問内容は明日から開催の展示会に関係したことに、限定させていただきます。それ以外の質問をした場合、その場で退場になります。


出場者の前に名札が出ていますが順に奥から写楽さんに北斎さんの娘で浮世絵師のお栄さん、それに北斎さんに広重さん。


ご存じ茶道家の小堀遠州さんに作陶家でペンネームがサンリンポチェこと明日香王国国王です。


この会見の前にマスコミ関係者に内覧いただきましたが、もちろんその関係から質問されても結構です。それでは一番目の方どうぞ。]


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記者[私は〇〇新聞の〇〇と申します。今までにない内容のものもありますので教えてください。クメールと宋胡録の肩衝茶入れは他に全くありませんが、入手経路を教えてください。]


[常識では信じられないと思いますが、私はあの世から復活したもので他の方々も同じです。そして分身はいつでもその時代や希望の時代に行くことができます。


私は王様から超能力をレンタルさせていただいていますので、各時代のあらゆる言語を話せますので各時代の各場所で作らせました。


ただその時代に行くということは2通りありまして単純にその時代に行くことと、このクメールや宋胡録の作陶場所のように気だけそこに行って、作ってもらってくる事もできるのです。


したがって現代科学で焼成時期を調べても、歴史上の時期と重なるようになっています。]記者[これはまた興味のある話を伺いました。


ちゃんとその時代のその場所で作られたものなので、しっかりと自分の目で見てくれということですね。


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世界に比類のない貴重なものです。]記者[広重さんは東海道と同じように唐津まで自分で旅をしたのでしょうか。]広重[その通りです。分身がその時代に行き旅をしています。]


記者[北斎さんの作品は世界でも人気なのですが、今回の作品はとても自然体で円熟した境地に見えますが、心境の変化でもあったのですか。]


北斎[私は金に困り夜逃げを数十回やっています。復活してからは王様から充分な生活と活動費をいただいていますので、自分の好きな画題で心行くまで描けます。


売らんがためのものがないのが好結果につながっていると思います。]記者[〇〇TVの〇〇と申します。


写楽さんの描く被写体の魅力が増すとともに、全体の印象のレベルがたいへん上がったと思います。]


写楽[私は相変わらずに役者絵一本ですが、江戸期の名優が明日香王国門前町にある三座に復活しています。


実力が江戸期より格段に上がっていますので、その影響で絵も魅力的になっているのだと思います。]



このシーンは骨董品や陶芸品ファンには見逃せませんね。

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