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天啓の雲   作者: 古寂湧水 こじゃく ゆうすい
49/359

北九州市で唐津・伊万里・魯山人の食器の展示

熱心な陶芸ファンから九州バージョンも入れてほしいとの要望がありましたのでやってみました。

521

[それよりも工業団地だよな。すでに内々で話がたくさん来ているが、どのように交通整理をしていくかだ。]


[そうですね。専門プロジェクトを立ち上げましたのでその責任者と竹中参謀長に真田首相などを連れて、具体化しましたら打ち合わせにお伺いしたいと思います。


その前に首都のきゃら市と工業団地へのエアトレインの乗り入れをする予定です。]


[そうだな。連絡を待っているよ。]明日香陶芸店の会議室でスタッフの打ち合わせである。[福岡市の料飲組合から展示販売会の依頼が来ているが、参加するかどうかだが意見を言ってくれるかな。]


サスケ、[陶芸王国の中でやるので、今までよりも困難が予想されますが、工夫を凝らせばできないことがないと思います。むしろ面白いんじゃあないんでしょうか。]


志野、[王様も遠州さんも、毎回高額の朝鮮陶器を展示して評判は良いです。この地は他よりも朝鮮との関係が深い土地柄です。


522

よって面白みがあると思いますしより大きなメリットは私どもが伊万里や唐津の普及品を出せるということです。]


[そうだな。そう考えると面白いかもしれんな。遠州さんはどうかな、いろいろと思い入れのある土地柄だと思うが。]


[その通りですね。わたしがかつて指導をした上野や高取がありますし、唐津の茶陶もありますので面白味のある場所です。]


[遠州さんの分は遠州さんの感性にまかせるとして、私の分はいつもの朝鮮陶器の高額品とお茶碗の益子乾山のオリジナル、


それに今回は京焼に代わって唐津の食器を現在のトップレベルの1.8倍のものを、価格をトップレベル作家と同程度で出しますので、


目の肥えと客様にはお買い得で喜ばれると思います。茶陶も唐津風のものを2,500~5,000万円でいろいろバリエーションを揃えたいと思います。


後はインパクトのあるものも必要ですので大壺に鉄絵と染付で、李朝後期のおおらかで力強い絵柄でやってみようと思う。]


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すず、[王様の大壺は李朝の大壺ということで、今までにない試みですが興味深いですね。それと唐津の食器も一点物の良品を、手ごろな価格で購入できるのは喜ばれると思います。


高級料亭は普及品を使うわけにはいきませんからね。]


サスケ、[抜けていましたが鍋島の普及品も出した方がいいです。ほとんどの人達は鍋島は気に入っていますが、それなりのものは高額なのが現状です。


昔の御用窯の逸品は今では再現できません。そこでほどほどのお手頃価格で逸品の普及品が買えればピッタリとニーズにはまります。他にないので卸を希望されるかもしれませんよ。]


[それは面白いかもしれんなやってみよう。今回も3日間なので準備をしてください。解散。]福岡市の料飲組合大ホールに9:30に着いた。


例によってマスコミに知らせておいたので、関係者が大勢で詰めかけている。なんといってもいつも興味がある話題を提供してくれるので、今回も期待しているのである。


524

展示場には魯山人に唐津や伊万里の普及品、京焼大御所の普及品や王様の一点物の唐津の食器や茶陶に大壺などが並べられている。


オープン前にあれこれ品定めをしながら見て回っている人が多いが、ほとんどが飲食関係者のようである。


近場に博多もあるので予想以上の集客である。いよいよオープン時間であるが買い物籠に次々と入れていく。スタッフも手馴れているので手際よくさばいているが、主力の普及品が多いようである。


料飲組合の会報で人気品やどのような商品が揃えられているのか知られているので、開場に来る前に種類や数量を決めてくるようである。


業者風の3人組が鍋島の大皿の前で何やら話し合っているが、しきりに頷いている。志野のところの卸コーナーにやってきた。


[鍋島を卸てほしいのですが。大皿全20種類5枚づつで計100枚、中皿20種類5枚づつで計100枚で合計200枚になります。]大皿が1枚50万円で中皿が1枚30万円で卸が6掛けであるから、それぞれ1枚30万円に18万円である。


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[ありがとうございます。大量ですのでここで3日間展示して。帰ってからの発送になりますがよろしいでしょうか。][けっこうですよ。


商品と一緒に見積書も同封してください。確認してから振り込みます。][それでは間違いなく発送いたしますんで、よろしくお願いいたします。]伊万里の業者である。どうやら海外と取引するようだ。


遠州、[サスケさん、狙いが当たりましたね。お見事です大宰府天照大神宮より宮司が巫女5人を伴ってやってきた。何事かとマスコミの興味が集中した。


すばやくゴン太が王様の足を頭で何度も小突いた。いつもの重要人物の合図である。


10メートル手前で巫女たちは立ち止まり、宮司だけが進み出てきた。[サンリンポチェさんは貴方ですか。]


[はい、私ですが。][ご神託により貴方が作ったものを、宮宝にせよとのお告げがあり来ました。][どんなものをご希望ですか。]宮司[岩戸を開けた時の様子を伝えるものです。]


526

宮司[今まで作った大皿の3倍の大きさで、中央から日が差し込み無明の闇から明るさだけではなく、心の闇をも解き放ち希望が見えてくるような図柄をお願いしたいのです。


3億5千万円を支払います。お告げでは明日までにできるということですが頼めますか。]


[少しお待ちください。気を集中して考えてみます。]と言って奥に下がり3分ほど瞑想をした。ゴン太が前足で王様の足を小突いている。


OKのサインである。[わかりました。明日までに揃えます。][この事は氏子とも1年前から準備していたことで、地元にも経過を話さなければなりません。よろしいでしょうか。]


[よろしいですよ、お好きなようにしてください。]詰めかけているマスコミは何事だろうと宮司に取材をしている。


宮司は地元に寄付をした賛同者も大勢いるので、記者会見を開き顛末を話した。そして宮宝になるものをこの場で、一般公開を当日限定で行うことにした。


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サスケ、[大変なことになりましたね。どんな図柄にするか、お考えがあるのですか。][そうだな、曜変天目の強烈で大きな文様を中央ににして、そこからリング状でで周りに拡散していく感じかな。]


サスケ、[なるほど、その中に喜びや希望が見えてくるようにするのですね。]遠州、[王様の代表作になる感じです。]


すず、マスコミが取材を希望しています。[解りました。]記者、[サンリンポチェさんは有名な陶芸家であるとともに、明日香王国の国王であり信徒が6億人の観世音教の門主であり、


明日香天照大神宮の代表だとうかがっています。そのような方が、料飲組合展示販売会におられるというにはとても興味深いのですが。]


[なるほど、おっしゃっている意味はよくわかります。実はサンリンポチェは3人いまして、明日香国の王宮と夏見の陶芸ビルそして臨時で3人目を作りここにいるのです。


まあ、常識外の国ですのでこのようなことも可能なんです。]


528

博多の高級料亭の年配のオーナー夫婦がやってきた。秀吉の時代からやっているという老舗である。[遠州さん、おすすめのお茶碗を2個くださいな。]


遠州はすぐに真熊川2点を持ってきた。[まあこれはいいですね。実は私どもの先祖が遠州さんのすすめで2個の斗々屋を所持して代々伝わっています。今回は熊川にいたしますわ。


それと李朝の大壺を2点いただきますわね。]5,000万円のお茶碗2点と8,000万円の大壺が2点売れた。遠州、[お買い上げありがとうございます。記憶にございませんが昔の私がお邪魔していたようですね。


今後ともよろしくお願いします。][こちらの方がサンリンポチェさんですね。お噂はよく承っています。大壺を2点購入できて光栄ですわ。


投資の神様のバフェットさんが薦めていましたので興味を持っていましたのですが、なるほどと納得しました。実はバフェットさんと懇意にしていますので美術館のことも存じ上げています。]


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片手をあげると部下が来てすぐに支払いを済ませた。[美術館はうまく進むといいですね。では失礼。][どうもありがとうございました。]


[すずさん、昼食は何にする。][この建物のそばに長浜ラーメンと明太子の店がありますので、セットにしたらどうですか。][では明太子を買って、そばは出前を頼んでくれるかな。][はい、わかりました。]


サスケ、[これはうまいです。私にはめんの感じがちょうどいいです。]すず、[明太子とあいますね。変な化学調味料が入ってなくていいと思います。]


[たしかこの明太子の店は博多山笠にも積極的に参加して応援している店だったな。やっぱり地域に貢献している店は味にもあらわれているな。すずさんこれはあたりですよ。]


昼食をしてゆっくりと寛いでいると、母親と思われる年配者が25歳ぐらいと思われる青年を連れてやってきた。[すみませんが遠州先生はいらっしゃいますでしょうか。][はい私ですが。]


530

[私たちは上野の窯元で熊野と申します。実は遠州先生にお願いがあって来ました。][どのようなことでしょうか。]


[先祖が遠州先生の指導を受けて代々続いているのですが、先代が早くに亡くなりこの子が後を継いだのですが、どういうわけか世間に実力が認められません。


私はそれほど悪くないと思うのですがそれで一度先生にこの子の作品を見てもらいたくて、ご迷惑なのは重々承知ですがお伺いした次第です。]と言ってお茶碗を5個並べた。


手に取って詳細に見ていたがうなずいて、[確かに悪くはありません。水準以上に達しています。後は自信を持って前向きに物事を考えていれば大丈夫です。


私が明日、署名入りの技能認定書を書いてきますので、目立つところに貼っておけばいいと思います。それを見た人はどんどん広めていきますのでそれで解決します。]


[ご先祖様のご縁で助かります。お手数をおかけいたします。これは気持ちですが皆さんでお召し上がりください。]


531

と手作りの草餅を置いていった。今回の展示用の目玉として、唐津焼の一点物の食器を置いたのだが手頃な価格でトップ作家の優れものということで、


唐津の料亭からも買いに来ているが種類も豊富で向付・手鉢・中鉢・平鉢・小鉢に酒器とほとんどがそろっているので興味津々である。


[これだけのいい食器が揃うというのは珍しい。]と部下に命じて20人分をつぎつぎに買い物籠に入れている。4,850万円の売り上げである。


初日は盛況に終了した。[ご苦労さん、それではかたずけて引き上げです。]大宰府天照大神宮依頼の仕事があるので早めに帰ることにした。


王様が作成した大神宮由来の大皿の前にスタッフが集まっている。サスケ、[これは今までの作品の中で抜群のものですね。]


遠州、[宮宝として代々受け継がれていくものとしてふさわしいです。][この曜変天目調の文様はうまくいったようですね。]すず、[超能力といってもよくこのような文様ができました。]


532

[このゴン太がこのようにしろと気を送ってきたのさ。]すず、[観世音菩薩様の意思が入っていれば人知を超えたいいものができます。


3億5千万円では安すぎる感じです。][信者の浄財を集めて資金を調達したと聞いているので、まあそんなもんで充分だろう。]


翌日も9:30に着いた。簡素だが舞台がしつらえてある。なんでも10:30からお皿を中央に置いて天啓の舞があるということだ。


宮司は社務所の担当者2人に巫女5人それに学士を7人伴ってきた。


お皿を点検した宮司はあまりの見事さに目を見開いたまま、これはどうもありがとうございますと礼を言い深々と頭を下げた。


事務の担当者は銀行渡りの小切手を持参して決済をした後に詰めかけている報道陣や関係者に一般公開し、そのあとに大皿を舞台中央に立てた。


その周りを巫女5人が囲んで楽士の演奏で天啓の舞が始まった。北九州の陶芸家たちは3億5千万円のお皿のことが、前日に一般公開することを報道されたので見に来たようである。


533

大皿を見て驚き、そのあと他にどんなも作っているのか見に来る人達がほとんどである。サスケ、[見学者ばかりで、商売になりませんね。]


[まあ、大皿を作っている人がこんなものを作っていると覚えていてくれれば、そのうちに商売につながるだろうというおおらかな気持ちも必要だと思うぞ。]


人数に対する売り上げはよくないが、伊万里や唐津の普及品の食器はかなりの人気でよく売れている。料飲組合の狙いもこれなので組合員さんからは喜ばれているようだ。


色の黒い東南アジアの2人がやってきた。インドネシアの大統領からの使いだという。[私がサン リンポチェですがどんなご用件で。]


[実は陶芸家であるとともに明日香国の王様ということもうかがっていますが、ジャカルタは昔バタビアと申しましてオランダや英国の貿易中継地点として有名でした。


またこの近海は沈没船が多いことでも知られています。]


534

[王様は超能力もあると聞いていますので、ぜひ一緒に沈船の引き上げをしたいということです。それと共にエアトレインの乗り入れを望んでいます。]


[面白い提案だけど閣僚と打ち合わせをしないといけないが、引き上げた時の分配率の問題とエアトレインを入れるとネットワークになり、


世界中の観光客をよびこむことが出来るようになり貴国はたいへん潤うことになります。

ネットワークを繋げる条件として明日香国には小さな病院と観世音教のお寺を併せた建物がたくさんあります。


それが可能ならば閣僚に諮りますし、沈没船も分配が半分ならば同じく閣僚に諮ります。大統領によろしくお伝えください。]


[わかりました。早速伝えます。]サスケ、[意外な展開になりましたね。でも沈没船なんて面白そうで、わくわくしますよ。]


すず、[お寺と病院の建物というのは布教のためですか。][イスラム教を排除して、仏教を広めようと思っていますよ。]


535

サスケ、[イスラムの前はヒンズー、その前は仏教ですものね。人口も3億人いるんで面白いかもしれませんし、まだ貧しい国ですので信者にはタダ同然にしてやれば人気が出て布教につながります。]


[そうなんだよ。南米の方にもこの病院お寺ペアで広めたいと思っているんだよな。]すず、[王様、ずいぶんとスケールが大きくなりましたね。


船橋で小さな借家に住んで、小博打で船橋競馬場に通っていたころとずいぶん変わりましたよ。][私もそのように思う。たぶんゴンちゃんのせいかもしれんな。でもこのくらいやった方が面白いでしょ。]ワンワンワン。


福岡市料飲組合主催の展示販売会は最終日も好評で売り上げも目標に届き、無事に幕を下ろした。

明日香陶芸ビルの応接コーナーで王様とスタッフそれに竹中半兵衛・真田首相が加わり打ち合わせしている。


竹中、[王様、工業団地の募集要項が決まりましたので、そろそろ副首相と打ち合わせをしてもいいと思います。]


536

[それはどうもご苦労さまでした。実はインドネシアの大統領の使者が来まして、エアトレインの呼び込みと沈没船の引き上げの協力の依頼がありましたが、


閣僚会議にかける条件として病院とお寺を併せた建物の建築と活動の許可、それに沈没船の引き上げは分配金50パーセントで会議にかけると使者に伝えました。


その結果、エアトレインの運行は龍口→沖縄→台湾→フィリピン→ベトナム→カンボジア→ラオス→タイ→ミャンマー→マレーシア→シンガポール→インドネシア、このように通るようにしたいと思います。


まもなくインドネシアの使者からの知らせが来るので、そのようになったら内容をお知らせいたします。]


竹中、[エアトレインの乗り入れはわかりますが、沈没船とはどういうことですか。][はっはっはっ、ジャカルタは昔バタビアと言って交易の中継点でこの近くでの沈没船も多いと聞いています。


交易船であるから明などの陶器を満載している可能性が高いのです。]


537

[掘り出せば宝の山になるので面白いと思ってな、半分遊び心でどうかなと思ったまでですよ。]竹中、[わかりました。それではその件は王様にお任せいたします。


エアトレインは各国のいろいろな人物が入ってくると思いますので、副首相にきちっと話をして交通整理をしてもらった方がいいと思います。権益がらみのことが多いですからね。]


真田、[病院とお寺を併せた建物を作り布教をするというのは賛成ですが、マレーシア・シンガポール・インドネシアは線上にありますので、同じように配置するようにしたらいかがですか。]


国王、[シンガポールは医療で普通レベルにある国なので、少しは抵抗があるかもしれないが超能力を使って合意をするように仕向ければどうっていうことはないです。


それよりも中国や韓国がこの話を聞きつけて、当然にこちらにもってことになるでしょうね。]


竹中、[当然に話は来ると思いますが、向こうの要望だけ聞いておいて当分はほったらかしときましょう。]


538

竹[そんなにいっぺんにはできませんし、外交にはしたたかで癖のある国ですので、熟成期間っていうのも必要です。]


後日、インドネシアから連絡が来て、こちらの要望を聞き入れるので話を進めてくれとのことだった。副首相にエアトレインに工業団地のことを話したら、全面協力の快諾を得たので話は急速に進展していった。


サスケ、[エアトレインと工業団地に布教の件は他に任せて、こちらは沈没船に絡んでいきませんか。]すず、[そうですよ。面白そうです。]


王様、[超能力パソコンで調べたら。インドネシア領で交易の沈没船は60か所で、そのうち引き上げが可能なのは35か所がわかっている。]


サスケ、[すごいですね。宝の山ですよ。]王様、[最近ではインドネシアではないけれども韓国の新安沖で1,976年に難破の沈船から元代の竜泉窯の青磁が4,000点、景徳鎮の白磁が3,000点、


河南天目など他の焼き物が1,000点の合計8,000点と工芸品や大量の銭なども引き上げられています。]


539

[また、オランダ東インド会社とは中国陶磁器を300万点の膨大な量をバタビアを中継としてイランにトルコそれにヨーロッパに送ったということですから、たいへんおもしろいですね。]


すず、[でも王様は沈没船を簡単に見つけられて引き上げられますが、半分もインドネシア政府に取られてしまうのはもったいないです。]


[はっはっはっ、半分渡すと言ったのはいわゆる餌で、こちらは超能力国なのでどうにでも対処できますよ。沈没船を見つけた時点でめぼしいものの3分の1を明日香の倉庫にでも移動して、


その後に政府に正式に鑑定をしてもらって半分づつの山分けにします。


それが終わりましたら超能力で原本を変更して、こちらにいいものが来るようにします。向こうににガラクタが行くようにし、先方の意識もそれで満足するようにするのです。]


すず、[王様もあくどくなりましたね。納得です。][な~に天引きするだけで何もしないので、そんなもんで充分なんですよ。]


540

[覚えておいてほしいのはこれをやることにより、骨董品の確かな出所が増えるということです。最初に良品を3分の1天引きした分も沈没船リストに載せます。


もちろんインドネシアのものとは食い違ってきますが、そんなことまで調べる人はまずいません。


それと超能力パソコンで出した骨董品を海上がり品ということで、ウソの出所リストを作れるのです。骨董品を売る場合は出所が確かだと美術館にも売れるのです。]


サスケ、[とりあえずはどこにしましょうか。理想は人目につかないところで質と量があるものですね。]


すず、[東ボルネオのカリマ島200kmに明船があり嘉靖の五彩大皿・五彩壺・金襴手瓢箪型六角瓶それに染付の壺や皿が全部で1,300点あります。木箱に入っていて、運よく破損されていません。]


[よさそうなところを400個を箱ごといただいて、明日香の倉庫に保管しよう。残りの900個は自然に保存良く海底にあった状態を作り出せばいいわけだ。]


沈没船からのお宝の引き上げも出てきましたね。どんなものがあるのか面白くなってきましたよ。

露死阿全土をいただく作戦は数話先ですのでもう少しお待ちください。

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