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天啓の雲   作者: 古寂湧水 こじゃく ゆうすい
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世界一のスーパーヨットに乗って、夢の地中海クルーズです。初っ端はイスタンブール!

世界一のスーパーヨットは1,500トンでプール付きで南国の草花が咲き乱れていますよ。バリアーで覆っていますので可能なんですね。

2811

[そうだな。米国や仏国とも相談せずに、ウイグル軍2千人投入といったところかな。他と同じように奪った金目の物の3割をいただき不動産は売れば折半だけど、


それと共にベイルート港の復興に住宅の再建がある。ここら辺をどうするかだけどな。]すず[これはゴンちゃんにどのように対応したらいいか犬用パソコンを持ってきましたので、


教えてもらってから打ち合わせに臨むのがベストです。][そうだな。それがいいな。ゴンちゃんお願いできるかな。]


ワンワンワン。すぐに打ち出してきたが、超能力で港はすぐに復活ができるが官公庁の建物は残して周囲5キロメートルはすべていただきになっているが、特別法を作って強制買収である。


それに港の使用権も半分はいただくことになっている。すず[これはいいですね。ベイルートは元々地中海のパリと言われたおしゃれな街だったんです。


シリアとはまた違ったところからアピールができると思いますよ。]


2812

全員がクルーザーのプールで泳いでいる。植栽も南国の花が咲き乱れていていい感じである。犬4匹は洗ってもらって自由に泳いでいるが、子供たちは浅めになっているところで、犬達と一緒に泳いでいる。


音楽は王様の好きなパティペイジの曲が流れているが、各自のビーチベッド側の小テーブルにはジュースと果物が置かれている。


ここのマリーナにはモナコなどに係留されていた上流の富裕層所有のもの多数が並ぶようになったが、1,500トンを超えるようなものは今のところ見当たらないし、


植栽が付属して花が咲き乱れているものもない。


バリアで囲まれて温度と風雨に波がコントロールできて、散水も自動になっているので比較的楽に維持ができているのである。


1,500トンの大きさにしたのも正解のようだ。2,000トンでは大きすぎるし、1,000トンではパンチ力不足なのでこんなところか。


2813

集合予定の面々がキャビン内に案内をされてきた。子供たちは志野とデッキで食事である。


[どうもいらっしゃいませ。おかけください。]伊藤副大臣[お会いするのは久々ですが、金星に行かれたとか。これはまたノーベル賞ですね。はっはっはっ。]


[打ち合わせの前に伝えておきます。今井総司令官以下6名は巷のうわさではレジオンドヌール勲章の1等を貰えるんじゃないかと言われていますが、確定ではありません。


こちらの超能力操作で1等を受勲されるようにしましたが、外国人は勲章だけでお金をくれません。大使館でいただくだけです。


ただ1等の受勲ですので王室が功労賞として表彰をしていくらかの小切手をお渡しいたします。


外務閣僚のお2人はノーベル平和賞の共同受賞が噂されていますが、まだこちらも確定ではありません。超能力で受勲をされるように操作しましたが、源内さんが受賞をされていますのでそれにならって表彰と功労金を差し上げます。]


2814

高杉[これは確定でなくても朗報ですね。俊輔と一緒に胸を張って長州に行けますよ。]


伊藤副大臣[佐藤栄作先生以来の郷土の受賞になります。]今井[レジオンドヌール勲章の1等もこれは大したもんだぞ。なかなか取れるもんじゃあない。]


長野[そうですよ。なかなか取れません。名誉のあることです。][さて、いよいよ本題ですが手元の資料をご覧になっていただけますか。そろそろレバノンかなと思いまして、


ざっとご覧になられて意見を言ってください。]根本[我々のやっていたことを見られていたようなタイミングですね。


たしかにリーダーにふさわしい人を選定して交渉をするとともに、人材も育成してきました。]


上泉[この企画書は的を射たものですね。シリアの兵はそのままで、ウイグルから一挙に2千人を送り込んで、1時間半ぐらいで決着をつけるつもりです。


もちろん米国や仏国には秘密です。後から何とでも言えますんで。]


2815

[たくさんの事例を積み上げて勉強をしていますので、そんなに難しいことではありませんよ。ベイルート港と周辺の開発のことも考えていましたが、このくらいはやらせます。条件にしてもいいです。


このくらいのメリットが無ければ面白くありませんしね。シリアとのマリーナーと行き来できるようにすると喜ばれるんじゃあないんですか。][それではタイミングはそちらに任せます。


資金は赤い色作戦で15兆円が入ってきましたので、心配ありません。思いっきりやってください。こんなとこでよろしいかな。よろしかったら一杯行きますか。すぐにビールと焼酎が運ばれてきた。]


[お疲れさまでした。カンパーイ。]前菜が次々に並べられた。係員[この4種類のお造りは全て地中海産で、タコはイタリア沖スズキに黒鯛はこの近辺でまぐろは、


地中海で数百年前に獲れた極上品ということで、ここら辺のマグロにクジラはすべて明日香でできた水産センターから独立したところのものです。]


2816

伊藤[数百年前に獲れたものでも新鮮ですね。それにおいしいですよ。地中海の畜養マグロはどういうわけか3割が死滅して、天然物も3割減だそうで明日香のマグロがぐいぐいと喰い込んでいるようです。


はっはっはっ。]上泉[調べてみたら王様が最近作った会社のようですね。クジラも売れているようですし、この会社は伸びますよ。][アメリカ大陸企業局長の大谷吉継が世界5か国の食品衛生研究所から、


食品の分身の安全性を認めさせましたが、同じくこの5か国の研究機関に過去から持ってきたものも安全だということを認めさせ、大手を振ってクジラでもマグロでも売れるようになりました。


それで勝負に出たわけです。世界の3分の1の肉類をクジラにするように設定しましたので、これからガンガンと売れていくと思いますよ。]


今村[これはまたスケールの大きな話ですね。明日香産のこの2品目は水銀やPCBなどの有害品をすべて除いてあるということなので、どちらも有望ですね。]


2817

上泉[島津総司令官や竹中参謀長の許可が取れましたら連絡をさせていただきます。もちろん閣僚会議には掛けられるとは思いますけどね。]招待された一行は料理に舌鼓を打って満足して帰っていった。


サスケ[上泉さんたちは作戦を考えるの本当に楽しそうですね。目が生き生きとしていますよ。][そうだな。上層部4人は同じ思考のようだ。


まあ、根本大将は大本営の作戦課長だった今村大将の部下だったから、気心が知れた関係だったんだけどね。]


翌日、王様一行は10:30に離岸して11:30にイスタンブール港の到着するようにセットした。


途中までセーリングしてジャンプをして港に着くのである。もちろんサスケが運転席で操作をするが、ゴン太も見守っている。


ジャンプをする時間は11:10なのでそれまではデッキに出てほとんどが景色を見ているようだ。


2818

すず[1.500トンってかなり大きいんですね。日本の巡視船は1,000トンからですのでそれ以上ですもんね。]長[1,000トンクラスだとうまい具合にプールが取れないのでこれぐらいは必要ですよ。


さすがにゴンちゃん、ピタリとサイズも合っている。しかしこの植栽は目立つな。何であんなところにいっぱい花が咲いているんだろうと思うはずだ。]


すず[地味に普通の人が乗っている船じゃあないんだと解れば面白いですね。昨日も100人くらいは見に来ていたような感じでしたね。]長[世界一の長者の船なので好奇心で来ているんでしょうね。]


ジャンプをする時間になったので全員がキャビンの中に入ってきた。


運転席ではサスケが着地点のモニターを確認して、気を入れて瞬間移動をした。港の少し前から走って入るのである。着岸地点には予定通りに専用車2台に警護車1台それに大使館員2人が待っていた。


入国手続きはすべてが終わっているようである。


2819

大使館[いらっしゃいませ。お待ちしておりました。すみませんがやはり首相が嗅ぎつけまして、これから行かれるレストランで待っているので、15分だけ時間をくださいということです。]


[なるほど。まあ、予想していたことなのでしょうがないな。そういうことで志野さんと昴達は、別テーブルで食事をしていてください。]


サスケ[ちょっと非常識ですね。今まで一度も合う努力をしないで、プライベートな時に割り込んでくるとは。][来ちゃったものを追い返すわけにいかないので、行ってみましょうか。]


一行は眺めのいいプチホテルのレストランにやってきた。


前菜が並んでいるテーブルとは別のテーブルに、首相と経済大臣が座っていた。予定通りに志野たちは別テーブルに行った。首相[突然押しかけて申し訳ありません。非礼なことは充分に承知しています。]


[差し迫った案件があるようですね。話してください。]


2820

首相[C国のワクチン外交に乗る形で積極的に接種を進めましたが、いっこうに効き目がなく新型コロナに対応できておりません。すみませんが王様のお力で何とか収めてほしいのですが。


見返りとしましてバングラデシュやインドと同じ建築や管理、それからパソコンや携帯の販売での超能力費を認めますし、電力にガスに新聞もインドと同様で結構です。あとはクジラにマグロですか、


これも超能力費7割を認めて、税関を通さないでガンガン売ってもいいですよ。][わかりました。ゴンちゃんにユリちゃん話の通りトルコ中のコロナ患者を治療します。いいですか。]ワンワンワン。


[それでは行きますよ。”ムッ”完了しました確かめてください。]すぐに2人の秘書があちこちと連絡を取っている。首相[確認しましたが全て治っているようです。


それからインドやバングラデシュでもされているようですが、イミグレを通らずにそのまま車を乗り入れてきてもOKですよ。では失礼します。]


やはり首相がお願い事で待ち構えていましたよ。コロナの件ですね。

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