インドネシアのファッションデザイナー有望新人と契約。ファッションブランド会社立ち上げの骨格が決まる。
本多正純経済産業大臣の弟の正芸はファッションブランドを立ち上げるということで採用になりましたが、この弟は世界のファッション業界でもトップレベルになりますよ。
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すず[いわゆるお金なる人達ですね。ここを中心として活動している、有名デザイナーとして売り込んで成功させることね。そうすればアクセサリーから靴までいろいろ売れるわよ。
まず王室専属デザイナーとして、契約してから売り込みを始めます。超能力で売り込むのですからどうってことないでしょ。みんなが振り向くようにするだけです。そして絶対に裏切らないように洗脳します。
一番のポイントはその素材を見つけることね。それにはあの娘がピッタリのような感じがするの。女のカンよ。]サスケ[珍しくすずさんのカンが冴えている感じがするな。]
5時までに帰り、少し休憩してから夕食になった。すずはドレスっぽいのを着こなしてそれなりの装いで来たが、
娘はビーチサンダルながらもセンスの良いジャワ更紗で作った布地にあわせたものを、うまくフィットさせている。
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すず[この娘のセンスはいいわね。間違いないわ。]サスケ[そんな感じだな。天性のものだと思うよ。]すず[ワインは後から特注でステーキを入れたので赤にしたけど、
前菜にブイヤーベースそれに鱸の香草焼きでは足らないので特注でステーキね。調査だから怒られないわ。]早速前菜が運ばれてきた。[それでは乾杯。]娘も嬉しそうに飲んでいる。
長[鱸っておいしい魚ですね。臭いが無ければ最高です。][元々江戸前で日本人には合っているんですよ。]一行は次の日に陶芸店で娘を王様と志野に対面させた。
[この娘さんがそうだね。まず、自分で着ているものはセンスがいいよ。]売り物の作品が並べられた。志野[そうですね。私は才能があると思いますし、それもかなりランクが高いものだと思います。]
ワンワンワン。ゴン太もそのようだと言っているし、いつの間に来たのか黒猫も”ミャーゴ”と鳴いている。
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[どうやらゴン太も黒猫もそのようだと言っているので、すずさんの提言の通りまず、ドレスの新社長とデザイナーの意見を聞いていい返事だったら王宮デザイナーとして契約しよう。
ドレスがOKするんだったら派遣をするし、ダメだったらこちらで会社を作ってしまうだけだ。ドレスの2人を呼んでくれるかな。]
2人はすぐにやってきた。娘には超能力で日本語ができるようにしてある。
[呼び出して悪いね。才能のある娘を見つけたんで紹介しようと思ってね。作品を見てくれるかな。]
二人はプロの目で詳細に見てまわった。デザイナー[凄い素材の娘ですよ。私は残念ながらランク的には一流半ぐらいですが、この娘は一流になれます。
まだ粗削りですけれど大丈夫ですし、私はデザインを製品化する能力と人を育てる能力はあると思っていますので、この娘を貸してくださるのでしたら一流に育てます。]
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[そして私がこの娘のデザインを商品化します。この娘は生地に合わせたデザインを天性の才能でできると思います。このクラスはほんの少数しかいないので、貴重な戦力になりますよ。]
社長[私もそのように思います。ぜひ私共に貸し出してくれるようにお願いします。]
[わかりました。準備が整いましたら行かせますが、一度国に帰らなければならないので2週間はみてください。詳細は後で決めましょう。]二人[それではお待ちしています。失礼します。]
[それでは月50万円で王宮との契約にしましょう。住まいはここが空いていればここでもいいし、無ければこちら持ちで用意します。ひとまず帰って準備をして2週間以内に戻ってきてください。
往復の航空券と準備金として20万円を差し上げます。こんなことですずさんよろしいかな。][よろしいと思います。総務に確認しましたら従業員部屋が空いていましたので、そちらを押さえておきました。]
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[何日かここにいてから帰ってもいいですが、たぶん早く帰って身内に知らせたいと思うので本人の意思を尊重してください。][はい。わかりました。]
娘はうれしがって、目をパチクリさせている。娘[夢見たいです。月に50万円もいただけるなんてすごいです。すぐに帰って家族に話してからまた来ます。]
すずは明日香観光に往復のチケットを手配させて、準備金の20万円を用意した。チケットが取れたので船橋駅まで送っていった。
[サスケさん当たりかもしれませんね。たぶんセレブ地区で有名になりますよ。早めにデビューをさせたいです。それにゴン太が認めましたので信用します。
きょうはどういうわけか黒猫までしゃしゃり出ていますよ。][そうですね。ゴン太が認めたら失敗はありません。黒猫もゴンちゃんのように仏様が入っているような感じがしますね。普通ではありません。]
[私もそのように思うし、観世音寺の老師も大事にしろと言っていたな。]
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経済産業大臣の本多正純が風采の上がらないで、少し不潔感が漂う男を連れてきた。
[本多さん、なんか面白いことでもあったのかな。][面白いということではありませんが、この男は私の弟で正芸と申します。
前はファッション関係の仕事をしていたのですが、辞めてしまって現在は日雇いと競馬で暮らしています。今日お邪魔したのはこのいい加減な弟が真面目な顔をして王様の仕事を手伝いたいと言いますので、
話を聞いていただければありがたいと思い連れてきました。][なるほど。私も一時期は馬券生活者で、ゴン太と一緒に競馬場ばかり行っていたよ。どんなことをしたいのか言ってみなさい。]
[はい。私は銘品というかブランド品を作り出していくことに自信を持っていますのですが、金も援助をしてくれる人もいませんでした。
セレブ地区のことを聞き面白いなと思っていましたところに、センスの良い娘が現れたという情報も入ってきました。]
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[総合的に判断をしたところ私にまかせていただければ3年後までに、ルイヴィト〇など世界NO1のブランドを束ねる会社をもしのぐ組織を、作り上げる事ができることがわかりました。
ドレス・洋服・バッグ・シューズそれにアクセサリーなどの総合的なブランドをとりあえず2つあとから2つの計4つの世界的なブランドを作ります。過去の欧米とアジアから猛者を集めてきます。
その猛者と超能力をフル動員すれば他に負けるはずもございません。そうですねとりあえず資本金300億円の会社を立ち上げます。
それからインドネシアの娘はめぼしいところを数週間見させるだけで自分で覚えていきますんで、明日香ドレスだけに置いておくのはやめた方がいいです。
そこのデザイナーの範疇を大きく超えていますんで、ほんの少しだけでいいのです。それからもちろんファストファッションやユニシロの後は福丸オリジナルですね。
ここは王様が100パーセントの株主ですのでここが一番長くなります。]
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本多正純[最初から300億円なんて投資できるわけがないだろ。実績を積み上げてからにしろ。][いいや、言っていることは正論だ。あらゆる王宮の組織を利用していいので立ち上げなさい。
肩書は秘書室特務部長でとりあえずはこれにして、そのうちに変えればいいさ。計画の概略を出しなさい。その前に入社手続きを済ませてな。][ありがとうございます。早速やらさせていただきます。]
正純[私からも御礼を申し上げます。話はかわりますが、そろそろカリブのクルージング船の戦いが始まります。既に相手の違反の証拠写真と動画をばら撒いており、メディアが多く取り上げております。
もう少し機が熟しましたら株価を30パーセント落とします。そこからがスタートです。][面白そうですね。どうぞやってください。いくらでも協力しますよ。]
正純[それではどうもありがとうございました。][サスケにすずさんはどう思いますか。]
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すず[私はあの弟さんとても汚く不潔ですけど、仕事はできそうな感じがしますよ。言っていることもまともです。]
[その通りです。今の状況にうまくあてはまります。それにセレブ地区を有効に活用できるような人ですよ。]
ブータンの桶屋に来ている。昴とチヨも一緒である。
[大将、この前と同じ2種類の木材で木椀を5個と5個で計10個を作ってくれるかな。][それはありがたいですね。お代は5,000円×10個=50,000円でよろしいですか。]
[その他にかわった木材があったら作ってくれるかな。とりあえず50,000円は払っておく。][はい。ありがとうございます。実はもっと面白い木材があるのですが、お代は一緒の値段でいいですよ。
それと古材も見てまわっています。多くなっても10個以内にしておきますんで、よろしくお願いします。]
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[わかった好きにやってくれ。酒屋の親父とはよく会うのかな。][酒はいつもあそこから買っているんで。それにガキの頃からの友達でさ。][じゃあ金はここに置いておく、またよろしくな。]
[ありがとうございました。]チヨ[もっといいのができそうですね。]昴[そのようです。]既にバーベキューのセットが終わって焼き出している。[遅くなって悪かったな。始めようか。]
[南の友人の酒屋が、作っただけ買ってくれるって喜んでいました。これはお礼のもので赤と白芋のです。][ありがとういただくよ。][私の方は山芋と赤米です。]
すず[肉は牛肉と雁、あとでいちごにミルクをかけたデザートもありますよ。]次男[うゎ~ぃ、これ大好きなんだ。][あたいも好きだよ。]すず[肉はどんどん食べてね、いくらでもあるから。]
[桶屋は木椀1個で5,000円だって喜んでいましたが、ここらだったら殴られますよ。普通は言えない値段です。][はっはっはっ。いいものを作っているよ。]
桶屋で伝説の九十九なすの木椀版が出てきますよ。九十九茄子の別名は私が付けましたが、”親父の禿げ頭”本物はそんなもんですよ。




