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天啓の雲   作者: 古寂湧水 こじゃく ゆうすい
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エルサルバドル政権と富豪一味の土地は四国程でギャング一味が農業に従事をすることで合意

ギャングばかりで世界から見捨てられている、エルサドル政権を倒す段取りが本格的ですね。

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[店長、来てくれるかな。私はオーナーですけれど景気はどうですか。][オーナーと申しますと、王様ですか。][そうです。前の建物にいますけれど。味は普通だと思うけどどうかな。]


[はい。マニュアル通りにやっていますけど。パッとしません。][ここのコーヒーチェーンは何店舗あるのかな。][明日香と日本で300店舗ぐらいはあると思います。そのうち直営店が2割ぐらいです。]


[ありがとう。行っていいよ。][サスケさん、明日、人事の責任者と担当。それに社長と店長を呼んでくれるかな。とりあえずスペシャリストを5人呼んでテコ入れだ。スペシャリストは歴代最強を呼びます。]


サスケ[これはすごいことになりそうですね。][世界制覇のスタートですか。]翌日に予定通りに会議室に関係者が集まった。一同の前にはコーヒーが入れられている。


[どうもご苦労様です。まずは皆さんの前のコーヒーを飲んでください。]社長[これはうまいコーヒーですね。このような豆で仕事をしたいです。]


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[ここにおられる5人は私がお呼びした歴代最強のスペシャリストです。この豆を使ってテコ入れをしますが、3か月後には売り上げを1.5倍にします。


店長はそのままのポジションですが、こちらの5人の支援チームの指揮下に入ってください。学ぶことが多いと思いますので、ひたすら勉強をしてください。努力を続けることによって将来も開けると思います。


この豆は私の農園で特別に作らせたものですが、仕入れ値は使用している豆と一緒にします。スターバック〇を追い抜くのが目標ですし、必ずできると思っています。


私はガテマラの3大コーヒー農園をすべて買収しましたし、コーヒーには特に思い入れがございます。スペシャルの豆は第一弾ですが、今後もよりいいものが提供できるようにしていきます。


それではよろしくお願いします。何か質問がありますか。]社長[王様の意向は承知しました。そこの店は支援チームにすべてお任せいたします。][それでは解散いたします。]


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サスケ[米国資本といよいよ対決ですね。検索エンジンにSNSそして携帯ですね。携帯電話はテキサスで作り、販売もスタートです。


これにパソコンにコーヒーが加わったら発狂してくるんじゃあないんですか。石田さんも勝負師の様ないい表情をしています。][そうだな今までのクライマックスというところかな。]


直江山城守がやってきた。直[K国の無慈悲な焦土作戦が効果を上げています。すでにネットショッピングでは1位ですし、2位とは大きな開きがあります。


K国内の明日香人経営のクジラ肉を扱った料理店が人気になっています。それに日本からパクったイチゴやミカンにサツマイモなどの農作物や技術を盗んで作った製品はすべて全滅したり故障をしています。


反日運動の激しいものは口がきけなくなったり、脳障害を起こしています。コンビニはネットで買った方が便利なのではやらなくなっていますし、


パンとレストランメニューも温かいまま配達されて喜ばれています。]


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[わかりました。引き続き好状況を維持してください。][承知しました。そのようにします。]王様は後ろの方に気配を感じて振り返ると、衝立の後ろに昴にチヨちゃんそれに兆助までがちょこんと座っている。


[そこで何をしているのかな。][はい。おチヨちゃんが王様の話を聞いて勉強しなさいというものですから、そのようにしています。]ワンワンワン。


[聴いて勉強するのはいいことだけどまだ難しいかな。でも何度も聞いていればわかるようになるかも知れないか。おチヨちゃんいいことに気が付いたよ。]とチヨの頭を撫でた。


向かいのビルのコーヒー店で活気が出てきたという情報で、3人で来てみた。

[なるほど。かわってきたな。コーヒーもうまく入れているぞ。]


すず[スターバック〇以上なのはすぐにわかります。]店長がやってきた。[どうもいらっしゃいませ。][雰囲気が変わったな。賑やかになってきた。]


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[はい。一様にコーヒーのおいしさにびっくりしています。そのおかげで何度も来られるようになりましたし、お客様の知り合いの方もお見えになられています。][売り上げはどうかな。]


[はい。まだこの体制で10日でわずかですので、わずかな伸びですがそれでも30パーセントは上がっています。][たいしたものです。このまま頑張ってください。]


チヨを連れてガテマラのコーヒー園に来ている。


[仕事は順調ですか。]総支配人[はい。以前の時のお客様がほぼ元に戻りました。それと新規のお客様も増えています。


明日香の他の農園のお客さんも呼び込んでいますので、先代のころよりも売り上げが15パーセントほど増えています。]


[そうですか。よく頑張っています。何か変わったことや、気づいたことはありますか。何でもいいですよ。][合気武道の道場が各園ごとに4ヵ所づつできましたので、活気が出てきました。]


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[わかりました。引き続き頑張ってください。]


労働者長屋に昴やチヨそれに警護や保母さんの手を借りて、300人分のお菓子の詰め合わせを配っている。子供や老人など誰にでも渡している。昴は長屋の子供達と友達になっているので快く迎えられている。


ゴマルという3兄弟と特に気が合い、ここにいる間はいつもいっしょである。兄弟は姉に長男と次男で7・5・4歳ということである。


この長屋のそばにも道場があり、7歳からが正式な入門であるがやる気があれば何歳からでも練習させて、道着も無料で配っている。長男[昴ちゃんは武道をやらないの、明日香の人はみんなやるんでしょ。]


[みんなじゃあないけど、ボクは5歳からやることになっているんだ。]次男[この娘もいっしょの仲間。賢そうだね。][私、おチヨ。よろしくね。][私はビルマ。お姉さんね。わからないことがあったら何でも聞いて。]


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次男[みんなにお菓子を配って、サンタクロースみたいだな。こんなお菓子はクリスマスしか食べられないよ。]


小学校の校長で三農園の事務局長に会いに行った。[久しぶりです。ここも活気が出てきましたね。][はい。将来の仕事に希望も出てきたし、目つきが変わってきました。


特に中学を卒業する男子は25名ですけれど、明日香王国の陸軍少年学校に入れることになって喜んでいます。


そのうちにここや今工事中の運河の仕事ができるかもしれないので、この事も人気につながっています。このような機会を設けてくれた王様に感謝をしています。


それからたまにですが出来の良い子もいますので、その子たちも看護師の勉強で留学ができるようになったので大きな励みになると思います。


それと介護士にコックの見習いですが、これも今までにないチャンスと海外に行けることで人気ですよ。総合的に活気が出てきましたね。]


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[他に何か望みはあるかな。][生意気かもしれませんが医療の問題です。各農園は人数が多いので病人も多いのです。身分は低くお金はないのですが、なんとかしてやりたいです。]


[なるほどもっともだ。それでは各農園に医師2人と看護師を4人を定住させよう。表面的には布教のための施設になるのでお寺と病院と合わせたものになるが、お金のない人でも診療できるようにします。]


[それは喜びますよ。自分の宗教より目の前の病気の方が重要ですから。]王様とサスケにすずが揃ってガテマラシティー郊外の明日香王国軍の基地に出向いた。副総司令官の北条氏綱がいた。


土産はアルナチャナルのボムディラ酒造所の焼酎1ケース6本である。


[ご苦労様です。]氏綱[いつも結構なものをいただきまして、ありがとうございます。][エルサルバドルの状況はいかがですか。]


氏綱[はい。王室の追跡チームのだいたいの予想では3兆円の隠し財産があるということです。


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ギャング2派とは3割の手数料で合意しています。大統領一味とその一派の所有地は広く四国並みの広さです。宅地は国庫に帰属して農地の所有権は与えるが農業運営と雇用が条件です。


所有権を与えても約束を守らなければ奪い取ってしまえばいいという考えだと思います。政権一味の財産と国家予算分は明日香に任せて、政権をとりあえず8年間担当してもらい、


その後は話し合うということで合意しました。したがって大統領以下のすべての大臣などの役職者は明日香で決められます。


政権を倒した後の武器や兵器は明日香が2派の武器とともに一括管理をします。これにてギャングは消滅です。]


[政権を倒すのを明日香がやらないとかなりの抗争になるし、財産を強奪してメチャメチャになってしまう。


超能力で簡単に銃火器を消滅できるのでギャング2派には自分達から被害者を少なくするために、明日香軍にお願いしたと会見で言わせることだ。]


1230

氏綱[それがいいかもしれません。まともにやると大変なことになってしまいます。][ここの連隊だけでは少ないので、追加で1個旅団5,000人を増員するかな。]


氏綱[そうですね。ここにも少し残さなくてはいけないし、そのくらい派遣をしていただければありがたいです。][それでは島津総司令官と、最終確認をしてからかかるということでいいかな。]


氏綱[はい。そのような段取りでよろしいと思います。]


コーヒー農園の住居にゴマル一家が呼ばれている。父親がギタリストで母親がフラメンコダンサーということで、先々代の園主に2年前まで球に呼ばれて芸を見せていたが、


先代には一度も呼ばれずに冷や飯を食っていたということである。娘はギターも踊りも親から習っていて得意だという。[それではお父さんの演奏でお母さんの踊りを見てみましょう。お願いします。]


昴とチヨちゃんはここに来るとのびのびと遊んでいますね。

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