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最後列のファンタジスタ~禁断の移籍を敢行した日本人キーパーは、神秘のヴァルセロナ美少女との邂逅で超越する~  作者: 雪銀かいと@「演/媛もたけなわ!」コミックシーモア等で連載中
第四章 伝統の一戦と少女の真相

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24話

       二十四


 地面に足が付いた。するとヴァルサのベンチから歓声が上がった。神白は面映ゆい思いを抱きつつ、ボールを手で転がし走り始める。

 オルフィノを抜いた。9番が寄せてきた。「樹!」暁の声がして真左にパスを出す。

 神白はなおも前進し続ける。暁からのリターンが来た。神白は止めた。敵7番が目の前にいた。

(取られたら即失点! 怖い! けどここは勝負だ!)

 決心を固めて、左に蹴り真似をした。直後に左、右とダブルタッチを仕掛ける。

 7番を抜いた。8番が来た。神白は左に蹴り出し、大きく前へとキックした。

 ノーバウンドで天馬が受けた。だがモンドラゴンが立ち塞がる。

 天馬、斜め後ろにパスした。その瞬間、神白は全力疾走を開始する。

 ヴァルサ6番が受けた。と同時、「くれ!」と叫んだ。

 6番、身体のフェイントで敵4番を惑わし、斜め後ろに転がした。神白は猛然と駆け寄りつつ、考えを巡らせる。

(サッカーは、自分を表現する手段だ! でも結果を出せないと、誰も評価しちゃあくれない! だから俺は結果を出す! 俺の得点で優勝して、みんなで笑ってヴァルセロナに帰るんだ!)

 迷いはなく、気分は爽快だった。神白はスピードを落とさぬまま、大きく右足を踏み込んだ。何万回、何十万回と用いたフォームで振りかぶり、左足の甲でボールを捉える。

 勢いよく飛んだボールは、直線軌道でゴールへと向かう。キーパーは跳んだ。右手で弾いた。だが妨害をものともせず、ボールはネットに突き刺さった。



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