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最後列のファンタジスタ~禁断の移籍を敢行した日本人キーパーは、神秘のヴァルセロナ美少女との邂逅で超越する~  作者: 雪銀かいと@「演/媛もたけなわ!」コミックシーモア等で連載中
第四章 伝統の一戦と少女の真相

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8話

       八


 以降、ヴァルサは高い集中力を持続し、ルアレの攻撃を跳ね返し続けた。

 五分が経過した。ヴァルサ陣地中ほどで、敵5番からオルフィノにパスが出た。しかし、少し狙いがずれている。

 瞬時にアリウムが地を蹴った。オルフィノの前に出てボールを奪う。

「カウンターだ!」神白の指示と同時、アリウムは前方のレオンに速いパスを出した。レオン、ちらりと中を一瞥して、ダイレクトで蹴り込む。

 低弾道のボールが飛ぶ。応じたのは天馬だ。全力で駆けて行き、落下点に到達する。

 後ろからの球を胸で足元に収め、天馬は前を見た。モンドラゴンがいた。半身で構えながら、天馬のへその辺りを注視している。

(ビッグマウスは伊達じゃあないっすね。隙がなかなか見つからないっす。でもないならないで全然構わないっす! なぜならオレが作り出してやるだけだから!)

 固く決意し、天馬はふっと力を抜いた。次の瞬間、タッチ、内跨ぎ、タッチ、外跨ぎ。両足を高速で動かし、フェイントを掛ける。

 モンドラゴンがぴくりとした。(チャンス!)即断した天馬は、左でドリブル。敵の右を抜きにかかる。

 しかしモンドラゴンの反応は早い。天馬に遅れずに並走し、やがて身体を入れてボールを天馬から遮断する。

「くっ! この!」天馬、左右から奪取を試みるが、体格差は埋めがたくボールに到達できない。

 ころころと転がったボールは、やがてラインを割った。ルアレのスローインである。

(オレとモンドラゴンは、スピードがほぼ互角。ただフィジカルはぼろ負けっすから、そこの勝負に持ち込んだら勝ち目はないっすね。さあて、どうしたもんか)

 バックステップで引きながら、天馬は頭をフル回転させていた。年齢差を言い訳にするつもりはない。現在のヴァルサのトップには、十七歳で初得点を決めた超俊英もいるからだ。


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