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最後列のファンタジスタ~禁断の移籍を敢行した日本人キーパーは、神秘のヴァルセロナ美少女との邂逅で超越する~  作者: 雪銀かいと@「演/媛もたけなわ!」コミックシーモア等で連載中
第四章 伝統の一戦と少女の真相

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7話

       七


 キックオフ後、ルアレの選手の間でパスが何本か回った。一度だけボールに触れたオルフィノは、ゆったりした足取りでヴァルサ陣地へと上がってきた。

「アリウム!」暁は声を張り上げた。するとアリウムは、すうっとオルフィノに近寄った。

 試合前日のミーティングで、ルアレのキーマンのオルフィノを徹底マークすると決定し、身体能力に優れるアリウムが抜擢されていた。

 ルアレ5番がボールを受け、前を向いた。刹那、オルフィノが真左に加速。だがアリウムの反応も早い。遅れずに従いて行き、パスが出てもすぐさまカットできる位置を取る。

 オルフィノへは諦め、5番は右前の6番に転がした。6番、ぴたりと止めて前を向いた。

 タッチライン際をモンドラゴンが駆け上がる。すぐに6番を追い越し、パスを足元に収めた。しかし暁の指示で8番が当たり、少し後ろでは3番がフォローできる位置にいる。

(良い感じだ、みんな集中してる。モンドラゴンとオルフィノは精神的支柱だ。二人をしっかり抑えれば、勝機は見えてくる)

 神白が静かに思案していると、モンドラゴンは小さく振り被った。すぐに右足を振り抜き、アーリー・クロスを放り込んでくる。

 ゴール前にボールが飛んだ。ルアレ9番が走り込んでくる。

「遼河!」神白は叫んだ。キーパーと暁の間の際どいところに飛ぶ。だが暁は跳躍。頭に当てて弾いた。

 3番が疾走。ゴールラインぎりぎりでボールを止めた。クリアするが詰めてきた9番に辺り、ボールは軌道を変えた。タッチラインを割って、ヴァルサのスローインとなる。

(さすがはモンドラゴン。クロスの精度は恐ろしく高い。けど今日は遼河も好調だし、無失点だって夢じゃあない!)

 神白は一人、気持ちを高めていた。伝統の一戦に望んで臆する気持ちはなく、精神状態は最高だった。


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