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最後列のファンタジスタ~禁断の移籍を敢行した日本人キーパーは、神秘のヴァルセロナ美少女との邂逅で超越する~  作者: 雪銀かいと@「演/媛もたけなわ!」コミックシーモア等で連載中
第三章 旧友との決戦

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10話

       十


 全員が配置に付いた。しばらくして主審が笛を鳴らして、試合再開。

 ヴァルサ9番が足裏で転がした。受けたレオンは、ゆるやかに前へとドリブルしていった。

 敵7番が相対する。レオン、充分に引き付けてから右方の9番にパス。

 9番は中に一度運んで、くるりと逆を見た。3番が一直線に上がっていた。

 3番にパスが出た。右足外で止めてから、縦へと持ち込んだ。だが敵6番が従いていく。

 急加速した天馬が接近。3番はすかさずそちらに転がす。マーカーの10番も追うが、天馬のほうが早い。

 天馬は右足を引いた。3番が再び駆け出した。裏へのパスを予測した10番、しゃにむに足を出す。

「オレは囮!」自信満々に言い放つと同時、天馬はボールを上げた足の下に通した。

 絶妙なスルーには8番が反応。ダイレクトで正面に転がし、斜め前にダッシュする。

 ゴールを背にレオンが受けた。背後では暁が、がつがつとレオンの足を削りにかかっている。

 レオンは暁を抑えつつ、真左に落とした。目標は8番だった。

 8番はキック・モーションに移行。敵5番がとっさに足を出す。

 しかし8番は撃たなかった。右足直下にボールが至ると、すっと足の内側でいなした。

 軌道が水平から斜め前に変わった。7番が抜け出た。キーパーと一対一。

 7番、キック・フェイント一度入れ、左足で冷静に転がした。ボールがネットを揺らす。

 刹那、ベンチが歓喜に沸いた。ヴァルサの出場者は7番に駆け寄る。

「グッジョブ! ブルキッチ! 冴えてるじゃんかよ!」神白も、心のままに7番を讃える。クロアチア人の7番は、嬉しそうな笑顔でグーにした手を上げて応えた。

 ヴァルサ、後半開始早々に追いついた。ゴドイの大喝で皆が奮起して生まれた、至高のパスワークからの完璧な同点弾だった。


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