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異世界にて  作者: プリン
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過去 隊長視点 浄化の旅

浄化の旅に出るよう命令された。

安全な王都では実感はないが、瘴気に覆われる地域が増えていると聞いている。

確かにこのままでは神官長の言うようにいずれは王都も瘴気に覆われるのだろう。

ただしそれが5年後なのか10年後なのか、100年後なのか。


そもそも浄化とは何か?魔物を倒しても瘴気は消えない。

むしろ瘴気の中から新たな魔物が出てくるからキリが無いではないか。

瘴気の中での戦いは消耗を強いられる。全員、確実に生きて帰る事は出来ないだろう。

勝算の無い戦いで犬死するくらいなら全員で軍隊やめて5年間家族と平穏に暮らした方がまだマシなのではないか?


神官長が異世界より召喚したという聖女を連れてきた。

若い女性が二人、お揃いの変わった襟の黒い服、膝丈の黒いスカートをはいている。

普通女性は人前、特に王の謁見の場では足を出すことはしない。

周囲の厳しい視線に気づいた神官長が付け加えた。

「彼女たちの恰好はセーラ服と言いまして、異世界の学生の正装に当たります」

正装と言えば、冠婚葬祭、王の謁見、すべてに通用する正式な衣装という事。

あれで正装なのか、しかし民族衣装であれば仕方がない…という呟きが周囲に広がる。

2人の女性は毅然として立っていた。

異世界から来た聖女というのっぽの長髪の女と、従者らしい小柄な短髪の女。

小柄の女の背後からは「もんくあっか!」という黒いオーラが漂っていた。


神官長から浄化、つまり瘴気を払う動作は聖女が行う事。

魔物と戦う事は出来ないので軍隊が旅に同行し魔物と戦う事を説明された。

要するにこの小娘1人の働きが俺たち全員にかかってくるという事か…


3週間後、俺は自分の見通しの甘さを思い知る事になった。

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