恥ずかしい
部屋に戻りソファーに座るつもりだったが、クラクラしたのでゴロリと横になる。
ここまで疲れやすくなるのだろうか。
これから自分と子供を養っていかなくてはならないのに。
まだ人型にもなってないはずなのにどれだけ私のパワーを消費するのだ。
外で馬車の音がする、次官さんが帰ってきたのだろうか。
ノックの音がして、返事をする前に人が入ってきた。
次官さんと、会いたいけど会いたくなかった…隊長さん。
起き上がろうとしてふらついた所を、隊長さんに支えられた。
次官さんから王宮に話を通し、この家に住むようになった事を伝えられた。
誤解があるみたいだから話し合うようにと厳命され、隊長さんと二人残される。
隊長さんにお姫様抱っこで抱えあげられ…ふわりとベッドの上に乗せられた。
起き上がる間もなく靴を脱がされ「もう絶対にかえさない」と耳元でささやかれた。
頭に血が上る。首筋に息が当たって、くすぐったい!
「母や兄から17歳の娘がお前を誘惑したと言ってると聞いてどれだけ恥ずかしかったかわかるか?」と続けた。
赤くなった私をみて、隊長さんが嬉しそうに笑った。
「結婚してくれ。ここで俺と一緒に新しい家族を作ろう。絶対幸せにするから」
「あの、隊長さんには美人の婚約者がいるんですよね?」
「俺には婚約者はいない。子供のころからの許嫁は、彼女が兄を好きすぎたから解消して兄の嫁さんになった」
「あ、あのスタイルの良い綺麗なお姉さん?」
話を聞いた人が全員微妙な顔をするわけだ。
てゆーか、何?そんな赤裸々な打ち明け話を、私は彼の家族にしたって事ですか?
羞恥でさらに真っ赤になる私を見つめる隊長さんの耳も赤かった。




