休息
部屋の外の話し声で目覚めた。
複数の…女の人と男の人の声
窓からは王都の街並みと夕焼け空が見える。
ここは王宮でない事だけは理解した。
神殿とは違う、高級そうな大きなふかふかのベッド。
着ていたセーラー服では無く、やわらかい綿のネグリジェを着ていた。
誰かが着替えさせてくれたのだろうか。
小さな机と椅子。クローゼット。シンプルな形のランプ。
ソファーと前のテーブルに置かれた私のボストンバック。
高級そうだけどどこか無骨な印象を受ける部屋だ。
ノックの音に対して返事をすると、ドアが開いて2人の女性が入ってきた。
母ぐらいの年代の婦人と、ボンキュッボンの綺麗なお姉さん。
次官さんのお母さんとお嫁さんだと紹介された。
体調が悪そうだったので、次官さんが王宮までいかず家に連れてきた。
次官さんはそのまま王宮に向かったという。
食事の準備ができたので、食事にしようと勧められた。
十分眠ってお腹もすいているのでありがたく甘える。
野菜入りの温かいスープとレバーペーストを塗ったパン。
妊婦だという事は伝わっているようだ。
食後のコーヒー、私にはタンポポコーヒーが出てきた。
次官さんのお母さんに事情を聴かれ、どうせ一度は次官さんに話した事だ。
2人とも話を聞いてなんとも言えない顔をしていたけど…
奔放な娘だと呆れているに違いない。




