過去 聖女召喚
1年前に学校から帰宅中の清良と私は突然異世界に召喚された。
清良が聖女として召喚され、私は巻き込まれ召喚されたのだと思う。
その時、異世界は天変地異が原因で瘴気に覆われようとしていた。
最初の異変は火山の爆発、周囲の村は一瞬にして崩壊。大勢の人が亡くなった。
火山灰と噴石により、太陽の光が届かない日が1週間続いた。
そして気づいた時には火山周囲の村は瘴気に覆われ、大量の魔獣と魔物が発生。
瘴気に覆われた場所はどんどん拡大・飛散しており、人間の生活ができる場所は減っているという。
瘴気を払わない事には、魔物がどんどん出現してしまう。
魔物を倒すことはできるが、瘴気を浄化できるのは聖女のみ。
聖女はこの世界には生まれない。異世界から召喚するしかない。
説明を聞いた後「私は空気清浄器かよ!」と清良が突っ込んだ。
清良と私には部屋が用意された。
神官が冷たいパンとスープを持ってきた。
二人でもそもそと食べる。
「冷たいね。食べても体が温まらない」と清良が呟く。
「パンはカリッと焼いて、熱いスープが飲みたい」と私も同意すると
私の心臓のあたりから赤い光が広がり…
次の瞬間に茶色に焼けたパンがトレイの上に転がりスープがグツグツいっていた。
「あなたトースターだったの?」と清良が呟いた。
カリッと焼けたパンと熱いスープは二人で美味しく頂きました。




