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2.少女は護衛になるために

貴族に買われてから一月ほどたった。

この一月で僕はこの世界についてかなり理解が深まった。この世界は異能と魔術っていうのがあるみたい。剣とか斧とかで戦う人もいるみたいだけど基本は魔術とか異能を使うんだって。

魔術は10歳になると共に魔力ってモノに気づくことができるようになるらしい。

その魔力ってのを操って具現化するのが魔術らしい。頭の中で日を思い出してそれを魔力で形作る的な感じ。

異能は…なんかよく分かりません!だっていつ手に入るかも分からず手に入っても気づかない場合もある、人によって異能が異なり、その異能を完璧に理解すると魔術にも影響が…みたいな感じ。

よく分かんないよね。

と一旦この話はやめにして、ひとまず僕を買った貴族のことについて説明しようかな。

僕が買われた貴族のはボルグ家と言うみたい、このボルグ家はアルバルク領をおさめている。

このアルムバルクは王都シークウェイスから南に二つの領をまたいだところにある。

いわゆる辺境伯ってやつだ。

まぁなんか隣の国との関係に1役も2役も買っているらしいけど僕にはよく分からない。

おっとそうだ…このボルグ家の人たちの説明をした方がいいね、まず僕が護衛するのが娘のミラ様、一緒にいたおじいさんがバンダム様、そして執事のアーノルドさん、他にもたくさんの人がこの屋敷にはいるけどひとまず今僕が関わりのある人はこの3人。

まぁ必要に応じてその都度説明しようと思う。


「ねぇ!ノアこっち来て頂戴!」


あぁそうだ言い忘れていた。

僕はこの屋敷に来た時名前がなかったんだけどね、なんとこの今元気に僕を呼んでいる女の子が僕に名前をつけてくれました!パチパチっとそんなことはどうでも良くて『はい。承知致しました』と僕はちょっとクールな感じにして名付け親の女の子もといミラ様のもと向かった。


「ノア!この問題が分からないのよ、あなたわかる?」


『はい。この問題はここをこうしてこうすると綺麗に解けますよ。』


「う〜ん?あぁ!確かにそうね!理解できたわありがとうノア。」


『いえいえ。それでは失礼致します。』


とこんな風にココ最近の僕はミラ様に勉強の分からないところを教えながらこの後する予定のの護衛になるための訓練とか学園に行くための礼儀やマナーなど、まぁかなり忙しい生活を送っている。

でも忙しくてもご飯も寝る場所もあるここは僕にとって最高の生活環境だ。

おまけにあんなに可愛い女の子の護衛をできるなんて!

初めて会った時は、自分に精一杯で何も思わなかったけど余裕が出来たらみら様が可愛くてしょうがない。あのもちもちすべすべのほっぺとか薄い水色のサラサラの髪もそうだし睫毛もすごーく長い。

もう今は身も心もミラ様にメロメロなんだ。

少しくらい手を出してもバレないかな?ほっぺ食べたい…おっとと話が脱線していたけど僕はこれから3年後に通うことになるシークウェイス学園に護衛として通うために勉学やマナー、護衛としての力をみにつけ出る途中なんだ。

ということで今から越えの訓練をするんだけどこれがまぁきつい、基礎体力を上げるために2時間体力トレーニングをしてその後にメイドのアルマさんに稽古をつけてもらう。

なんだけどこのアルマさんって人、本当に頭がおかしいくらいに強い。同じ女なんだけどなんであんなに違うのかな?しかもメイドなんだよね。え?あの人本当に何者?とそんなことを考えていると


「ノア様、護衛の訓練を始めますよ。」


とそんな声が聞こえてきた。

そう、この人がアルマさん、誰に対しても敬語だし滅多に怒らないけど稽古はスパルタどころじゃない。

息できなくても気絶してもボコボコにされ続ける。おかげで防御だけが異様に上手くなってるよ…トホホ。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

あれから二月位だったんだけど目に見えてわかるくらいに僕は変化してる。

身体がものすごく動くし、剣術の腕もかなり上がった。

そして1番の変化は目がものすごく良くなったこと、別に遠くがよく見えるとかじゃなくて人の動きがゆっくりに見えるようになった…そんな感じかな。

そして現在僕は師匠…アリサさんに訓練じゃなくて本当の戦闘を知るちょうどいい機会かもといきなりそんなことを言われ手しまったので一人で依頼を受けることになっちゃいました。

内容は簡単に言うとゴブリン10匹の討伐って感じかな。まぁとりあえず初のモンスター狩りだし気張っていこうかな!

ゴブリン討伐かなんか少しワクワクするかもとそんな呑気なことを考えながらゴブリンのいる森の中へと入っていくのだった。



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