期待! 『仮面ライダーガヴ』
新ライダーのシナリオは誰かと思ったら、香村純子さんだ! おお、『ゼンカイジャー』の、『ルパパト』の、『ヒーリングっど』の香村さん。いいじゃないか、期待がもてる。と、思って新番組『仮面ライダーガヴ』の第一話を観た。
まず最初に言っておくと、非常に抜かりがなく、これから期待できる第一話だった。冒頭、主人公が謎の敵に、謎の空間で襲われている。なんか空中に浮かぶ板が沢山あるところで、扉も沢山ある。その中の一つに、主人公が落ちる。
その時に、主人公が伏線となるセリフを言う。「ここが母さんのいた世界……」。これで「ああ、主人公は異世界人で、こっちの世界の住人である母親とのハーフなのね」と、理解できる。短いシチュで説明っぽくもならず、抜かりのないセリフ配分だ。
で、主人公は次のシ-ンでいきなり水辺に打ち上げられてる。そこへ小枝を持ってつつく何者か。「え、これ死んでるの? 警察? 救急車?」という、ちょっと緊張感のないセリフがまたいい。これ自体はそんな深刻な場面じゃないですよ、と予告しておいてお腹のなる音。で、つついた少年についていく。
そこで、まず主人公の超常的能力と、キャラを見せる第一シーン。車に轢かれそうになる子供を、身をもって助けようとする主人公。他人のために、自分を投げ出すことのできる奴、とここで判る。で、轢かれるはずだった車が逆にぺしゃんこになる。明らかなる超常性、しかも轢いた車の乗員二人をとっさに助ける申し分のなさ。できる奴で、優しい奴だ。いいねえ。
そしてお菓子を食べて感動するくだりと、お腹の口が見えるシーン。明らかに、この形状が異世界人。そしてアイテムとなるグミの産出。それから第一モンスターとの遭遇。動機は、子供を助けるため。いいじゃないか、ベタだけどそれがいい。お菓子ももらったし、それに子供と母親の関係を思いやってるという個人的な想いがそこに含まれてることも描かれてる丁寧な描写。
そして最初は敵わない主人公。けど、子供を助けるために向かっていく。これもいい。力があるから戦うのではなく、力が及ばずとも戦う。ヒーローというのは、こうでなきゃいかん! うん、そして格好いい仮面ライダーガヴが見れた。杉原監督の演出も非常によかった。一年間、楽しんで見れそうな予感。




