表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/212

ドラマの見せ場

『素晴らしき哉、先生!』の二回目を見ていて、おや、と思った。いくちゃん演じる笹岡りおは、恋人の浮気現場に遭遇する。見ていて思うわけだ、「お前、ふざけんなよ! いくちゃんが恋人なのに、何故に浮気!? ケンカ売ってんのか!」 ……いや、これが「おや」ポイントじゃない。失礼。


で、りおは恋人がしきりに連絡をとろうとするがガン無視。遂には恋人は実家へとやってくる。頭にきながらも、表へと誘うりお。そこからだ。なんか川沿いかなんかで、二人で話をする。りおは「もう、ほんっとーに意味わからんわ。ありえないし!」とキレる。まあ、もっともだ。りおのキレ方が凄い。


ここで、「おや」と思った。カメラはちょっとずつ動いているが、この二人のやりとりのシーン、カット割りがないのだ。ずーっと、長回しで撮影してる。なので、凄い臨場感だ。それにしても、その長回しに耐えられるだけの芝居が凄い。特にいくちゃんの怒りと悲しみを抑え込んで、混乱してる様の演技はよかった。いやあ、ちょっとビックリした。


それで、今回の見せ場はあそこだったのかなーとか思って続きを見てると、また来た! 翔太郎…じゃない、桐山蓮と後輩と呑みに行ったところで、不意にその浮気された話をし始めて、話してるうちに感情が高ぶってきて、涙は零れるし、悲しいし、けどそれを苦笑いしようとして失敗するし…みたいなシーン。


ここ、相当に長かったし、ずーっと独りで喋ってるシーンなのだが、ほとんどカメラ据え置きの長回しだ。えーっ! いやいやいや、これ、長回しで見せるの? ここが見せ場? ここが見せ場か!!


しかし英断だと思う。監督の。こんな長回しの芝居をやらせるなんて、凄い演出だ。無論、それに耐えられる芝居ができなきゃ始まらないし、仮にできても、それが魅力的でなければヒロインではない。いくちゃんならできる! と思って、その形にしたのだろう。


こんな演出、誰がやってるんだ? と思って注意して見てみると、宅間孝行と出て、脚本・演出とある。…え? じゃあ、長ゼリフを書いておいて、それを敢えて長回しで撮った? …確信犯じゃん。もう、いくちゃんを見せるんだ! という意図だけは、よく伝わった。うん、それによかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ