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『マウンテンドクター』が上手すぎる!

『マウンテンドクター』の上手さにすっかりやられている。前回、かなり親しくなった患者さんを死なせてしまった主役。それをまた先輩が「お前のせいで」とか言うんで、落ち込む主人公。こんな処からスタート。


無理して頑張ろうとするんだけど、やっぱり空回りしてるし、患者さんに対して必要以上に厳しい態度をとってしまう主役。数値も下回っているんで登山許可を貰おうとする患者さんに、安全第一で考えて許可を与えない。前の患者さんの死が、主役をすっかりビビらせて、患者さんの気持ちに寄り添えなくなっている、という事が判る丁寧な描写。


で、その患者さんからクレームが入って院長に呼び出される。それで主役はしばらくチームを離れることを命じられる。そこに今度はお父さんの認知症の問題がおっかぶせられる。


落ち込んでる主役を見て、「なんでも話せ」と言ってくれる父に対し、冷たい態度をとる主役。判る! 判るよ、そういう気分の時ってあるよ、と言いたくなる。で、父が怒りだして、お前は医者失格だ、兄貴を見習えと言い出す。


ここで主役、ついにブチきれて兄はもう死んだ、と父に怒鳴りつける。誰もいない隣の部屋を見せて、認知症の父が一番見たくない事実をつきつける。今までずっと父を気遣ってきたのに、ここに来て一番残酷な真実を突きつける。もう…これを見た時、凄い! と感嘆した。こんな残酷な展開、よく書けるよ!


かたやチームはチームで、それぞれ前の患者さんを死なせてしまった事を後悔し反省し、山岳医療のチームとしてもっと優秀に成りたいとそれぞれが思いだす。今まで嫌々だったチームが、中心だった主役が抜けたところで逆にモチベーションを上げる。落ち込む主役、沸き立つチームという、この対比が本当に上手い! 高橋さん、今回は本当に凄い展開だ!!!


それでまた、主役の杉野くんが上手いんだ。なんかダメになった時の表情が本当にブサイクで、イケメンが台無しになる。その崩れ方にリアリティがあって、逆に人って、本当に大事な時には格好よくいられないんだな、と思わせる。亡くなった患者さんからの葉書が遅れて届き、それを屋上で読んで涙する時も、ほんとグシャって顔が崩れる。思わず、もらい泣きした。


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