パリ五輪を見た
あまりスポーツ観戦などしないのだが、たまたま二つの競技を見た。ボルダー&リード女子と、ブレイキンである。
ボルダー&リードは、後半のリードが始まるところだった。この競技をまともに見るのは初めてだ。傾斜角が凄くて、これを登っていく選手は異常だと思った。いや、凄い世界がある。女子なんだけど、皆、筋肉が凄い。
…とか思ってると、日本の森秋彩選手が登場した。え? こんな小さい、細い子なの? 大丈夫なん、これ? とか心配してるうちに、森選手はゆっくりだが、確実に登っていく。それまでの選手が登れなかった、最終ポイントまで手をかけたところで落下した。しかし、凄いものを見た、と思った。
その後、女王と呼ばれる選手が出てきて金メダルを獲った。森選手は残念ながら4位だった。しかし! 森選手が登ったのは、金メダリストも到達しない高みだったのだ。僕の中では、森選手が金だ。
後から知ったが、森選手は最初のボルダーが身長が低すぎて、最初のホールドに届かず得点できなかったらしい。そりゃ、コース設計者のミスじゃないの? 身長差すら埋められなくて、何が多様性を重視する、だ。おかしいよ。
んで、たまたま早起きしたんでテレビをつけたらブレイキンをやっていた。日本のシゲキックスが凄いダンスを見せてくれた。準決勝でカナダの選手と当たる。僕の中ではシゲキックスのダンスの方がよかったし、解説も勝ったんじゃないか、と言っていた。僕もそう思っていた。
が、残念ながら敗北。シゲキックスは三位決定戦に臨む。ここでアメリカの選手とあたる。ここでも僕は、完全にシゲキックスが勝ったと思っていた。いや、ちょっと譲ってだよ。カナダの選手は確かにオリジナリティあふれる動きで、非常に魅惑的だった。確かに、彼が勝ちでもおかしくはない、と思った。
が! このアメリカの選手との対戦は、完全にシゲキックスが勝ってたと思う。少なくとも、僕の中ではシゲキックスが金メダルだ。いや、この際、メダルはいい。やたらメダルばかり吹聴したがる報道もどうかと思う。メダルなんか取れなくても、二人は確かに僕の記憶に残った。それが確かなことだ。




