表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/212

プレゼンテーションと小説

朝のラジオ番組に『中川美紀の気分よく働こう』という番組がある。中川美紀という人は、ビジネスアナリスト、とかいう職業らしい。会社のコンサルタント業務が専門で、会社内部の人材育成や社内風の改善などを手掛けてるようだ。


その人が今日話したのは、「プレゼンは、自分との戦い」というテーマだった。なんだろ、プレゼンする時にあがるから、そのメンタルトレーニングが大事、みたいな話かな~と思ったら違った。


この中川美紀さんの若い頃の失敗談から話は始まる。ある大きな会社の依頼を受け、中川さんはプレゼンをする事になった。しかし大きな仕事、中川さんも気合を入れて充分な準備をした。業界に関する本を十冊以上も読み、事例を沢山メモってプレゼンに備えた。


いざプレゼンの日、中川さんは勉強で得た事例を沢山紹介し、自分なりにやったという感触を得た。しかしその印象は、その後反転する。会社の担当の人から「それで中川さんの、一番仰りたかった事は何ですか?」と質問されたのだ。


しまった! と思ったという。勉強した多くの情報を入れようとするあまり、自分の知見、意見というものをちゃんと出すことをおろそかにしてしまった。業界の事例、背景を知ることはもちろん重要だ。それを披露したい、という自分の欲求と戦って最小限に抑えるのが重要だという。


判る~……と、ちょっと思った。時代小説などが典型だが、凄く時代資料を読み込む。そうすると色々勉強したことを、書いてる時に入れたくなる。けど、そうやって関連文献から丸写ししたような情報を入れてると、小説自体の焦点がぼやけてきてしまう。


無論、背景の時代情報を入れるのが、全て間違いなわけではない。背景の描写というのは、映画やアニメでいえば美術だ。美術、というのは作品のグレードに関わる。ジブリだとか新海誠なんてのは、美術が美しいから一流アニメと見做されるのであって、あれが雑な美術だったら全く評価されないだろう。


ので、時代背景を入れるのも小説における美術みたいなものだ。それがちゃんと入ってるのがグレードにつながる。ただ……バランスが難しい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ