『マウンテンドクター』の素晴らしい美術
新ドラマの番宣を読んでると、松本出身のプロデューサーが、どうしても地元でロケをするドラマを作りたかったという。それが『マウンテンドクター』だったのだが、ふと見ると『脚本 高橋悠也』とある。おお、高橋さん!
高橋悠也さんと言えば、『仮面ライダーエグゼイド』『仮面ライダーゼロワン』仮面ライダーギーツ』とライダーを三本も書いた脚本家さんだ。特に『エグゼイド』は傑作で、登場人物の医師達が見事に描き分けられていた。
その高橋さんが、一般向け大人ドラマに遂に進出か! これは見なければ、と思い視聴した。…いやあ、骨太なドラマで中々よかった。が、高橋さんの脚本もいいが、このドラマの真の魅力は別にあった。それは――
山だ!!! いやあ、マウンテンドクターなので、山岳医という設定で、山で遭難した人、怪我した人を治療するのが仕事なんだけど、この現場である北アルプスの山々が本当に美しい!
しかも第一話のロケ状況は年内でも最高の時期をとっており、春先、桜が咲く頃に第一話を設定している。するとどうなるか? 松本と言えば松本城! 黒くて美しい外観の立派な天守閣が残る城だ。
この黒い松本城の傍に、桜が植えられている。それが見事に満開な時期を選んでいた。この黒と桜のコントラストだけでも美しいのに、ここに遠景の北アルプスの残雪が入る。緑の中に純白の雪原。この雪が残っている山は、ただ事ではない美しさなのだ。
そういうサービス満載のカットもありながらも、山の中に入って美しい新緑や、残雪をもっと間近に見たりと、とにかく山の風景が美しい。いやあ、松本でロケしたかったって言うプロデューサーの気持ち、よく伝わったよ。
まあ、第一話の主人公のお兄さんの扱いとか、ちょっとビックリしたけれど。それにいきなり第二話は一年後って……いやあ、どうなるんだろう。それにあの先輩がいない? 中々気を持たすなあ。『新宿野戦病院』とは全く方向性が違うが、なかなか面白そうなドラマ。期待したい。




