吹き替え版が好きだ!
実は吹き替え版が好きだ。オリジナルより、キャラクターがよく表現されてるケースがあるからである。日本の声優さんの技術は、本当に素晴らしい。
例えば『リゾーリ&アイルズ』。ジェーン・リゾーリは黒髪で上背がある、格好いい女刑事で、張りのある大きな声でズバッと思った事を言うタイプだ。…が。これがオリジナルを見ると、どちらかいうと、ちょっとハスキーで声も小さめの感じなのだ。吹き替え版の方がすっかり気にいっていた僕は、がっかりした。
相棒のモーラ・アイルズは女性検視官で、天才だけどちょっと抜けたところがあって、声にも育ちのいい上品さとちょっと抜けた明るさがある。…と、思っていたら。オリジナルではすっごいしっかり喋る人だった。……吹き替え版の方が可愛い。セリフや表情に合ってるのは、むしろ吹き替え版の声なのだ。
『THE FLASH』のフラッシュことバリー・アレンも、全然、吹き替え版の方がいい。真面目だけど親しみがあって、知的さと繊細さを上手に表現できる好青年の声だ。
ところがオリジナルを見ると、どっちか言うとボソボソ喋ってる。これは知的なオタク青年っぽいけど、ヒーローとしての芯の強さや前向きさは、俄然、吹き替え版の方がいい。吹き替え版の声の人、すっごい好みの声なんだよな。
実はこの体験、ずっと昔にその原型があった。それは『バンビ』だ。バンビの父親の声が、凄く好きなのだ。よく通る張りのある声で、力強さと物静かさ、そして威厳と深みが声からにじみ出る、まさに王という感じの声だ。
これがだ! オリジナルを聴いた時、愕然とした。なんか嗄れ声で、ワシャワシャ喋ってるのだ。なんというか、年季を積んだカウボーイ、みたいなイメージか? とにかく、このバンビの父親にはがっかりした。
と言う訳で、吹き替え版の方が好きだ。あ、最近の輸入アニメで、よく芸能人起用してるけど、あの吹き替えは別。ちゃんと声優さん使ってくんないかな。高い演技力と技術を持ってるんだから。
そうだ、それに何より、やっぱりトニー・スタークは野原ひろしだよ。




