キャラの差異化
秋元康が、川栄李奈について言ってたことがある。みんなが、それなりのテストの成績を出してる時、一人だけずば抜けて成績が悪ければ、それが個性として認知される…こともある。くらいの感じだったか。
まあ、単に学力テストが低い、というだけでは魅力にならないので、やはり川栄李奈にはそれなりの魅力があって、現在も芸能界を生き延びているんだろうけど、秋元が言いたいのは「個性――他との差異」が重要だ、という事だ。
AKBの中で下の方から努力で上がった人に、柏木由紀がいる。ゆきりんには伝説の握手の話がある。握手をしたファンが恥ずかしくてずっと俯いていると、ゆきりんが下から覗き込んで、「よかった、やっと顔が見れた」ニコッ
一事が万事でそんな調子でファン獲得に勤めた結果が、最初は神7と言われていた上位陣に、神8として加わった経緯なわけである。上に上がるためには、他の子がやらないくらいのファンサービスを……という事か。無論、それ以外にキャラクターが他の子に埋もれないような個性が必要なのは間違いない。
埋もれるキャラかそうでないか、という事が凄く判る作品がある。それは『プリキュア・オールスターズ』だ! これはプリキュアが複数出てきて共演する夢の映画なのだが、とにかくプリキュアは人数が多い。
で、その中で物語のメイン筋に出るのは、その時のプリキュアだとしても、過去のプリキュアが何人か出てくる。その時、際立って印象に残るプリキュアか、なんとなく凡庸なセリフを言ってるだけのプリキュアか、違いが出る。
個人的な好みもあるが、初代のなぎさとほのか、それから『ハートキャッチ』のつぼみとエリカちゃんは、非常に際立っている。あと本編自体は見た事ないのだが、『アラモード』ショコラとマカロンの宝塚組が、凄い目立つ。
各プリキュアはその枠内でそれぞれキャラ分け=差異化も、もちろんしてるんだけど、その枠を超えてオールスターズに出ると、本当に個性のある子しか目立たない。『トロピカルージュ』の真夏も、かなり目立つか。あと『プリキュア5』の面々は、非常に個性が際立ったメンバーだということがよく判るのである。




