コラムについて
新聞を読むと、2面に思想家・内田樹のコラムが載っていた。アメリカの大統領選に触れ、「米国は未来のビジョンを持っていない」と指摘し、利己的で道義性のない国になるべきだと公言してきた人物を統治者に選んだ、と書いている。
短いながら、鋭い指摘もあって上手だな、とか改めて思ったのだ。で、このコラムのコーナーは毎日人が入れ替わるのだが、字数はどのくらいなんだろう? と、ふと疑問に思った。計算してみると、最大で800字だった。400字詰め原稿用紙、ちょうど二枚分である。これは計算しやすいかも。
さらに疑問が生じて、取ってる新聞の一面コラムの字数を計算してみた。最大で590字である。実は、少なからず驚いた。この短い文章の中で、いつも感心させられるようなコラムを形にしているのか。凄い力だ。
うちが取ってるのは地方紙だが、じゃあ全国紙はどうだろう? と思って調べてみた。読売の『編集手帳』は、460字とホームページに明記してある。これは短い! 毎日新聞の『余禄』は、散見したところ多いもので650字。朝日新聞の『天声人語』は過去においては630字前後だったが、今は603字だそうである。
ちなみにだが。今、書いているこの文章は、最大で1200字は書ける量だ。ただ、改行を入れるので実際にそこまでの字数になった事はなく、大体、800~900字くらいの感じだと思う。けど、一面コラムと比べると随分、字数が多い。その割に、内容あるか? …いやあ、ちょっと考えてしまう。
さて、それでふと疑問に思ったのだが、これはそもそも何? コラム? エッセイ? …っていうか、それって、どう違うの? 改めて疑問に思って調べると、コラムというのは本や新聞の媒体に載ってるものがコラムというようで、その意味じゃこれはエッセイとなるようだ。
対するエッセイというのはフランス語の「試し」という言葉が語源のようで、思った事を書いたらみなエッセイでいいようだ。日本語だと『随筆』という言葉がある。枕草子とか徒然草だ。対してコラムの方は『論説』、という堅い言葉があるが、必ずしもイコールではないかも。…で、今回のこのエッセイは何字か? はい、今回は897字でした。




