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言い訳って…

『ハイズピード・エトワール』をずっと見てきたのだが……。残念すぎる! 何故、この作品はこんなにも盛り上がらないんだ!?


いや、レースものだろ? どうしてレースのバトルを熱く描かない? 敢えてレースを避けてるのか? どうもそうとしか思えない。なんか、どうでもいい、もんじゃ焼きの話とか、そういうのばっかりで、主人公がレースでばっちり戦った記憶がない!


というか、思い返すと第一話で主人公が出てこなかったことが、そもそも間違いに思えてならない。どうしてそうなった? いや、マシンのデザインが極めて秀逸な上に、数多くの協賛企業。かなりのプロジェクトだったと思う。それが…この出来でいいのか?


鳥嶋氏は映画の始まり方を『スターウォーズ』型と『インディ・ジョーンズ』型に分けている。スターウォーズ型は、延々と宇宙戦争の歴史がテロップで語られて、ようやく話が始まる。


対してインディ型は、ジョーンズがピンチから命からがら逃げるところから始まる。鳥嶋氏は連載漫画の第一話は、当然、インディ型でなければならないという。映画館では座ったまま離れることができないが、漫画は読み止める可能性があるからだ。


石田衣良の小説講座の動画で、ちょっと似た事を話していた。あくまで僕の理解だが、石田衣良は、ツカミはとりあえず面白くするが、その後長々と「言い訳」を初めてしまう小説が多い、と。


で、この「言い訳」ってのは何かっていうと、「状況・世界観の説明」なのだ。この状況説明が必要なのは間違いないが、それがただ続くと退屈になってしまう。だから物語を進行させつつ、世界観を提示していくような工夫が必要だ。


で、『ハイスピード・エトワール』が第一話で主人公を出さず、レースの模様を延々と実況と解説だけで見せたのはまさにまずいやり方だ。けど「言い訳」したくなる気持ちは判る。…実は『レナルテ』で、僕も「言い訳」を延々書いていた。しまった……このヘタクソめ!


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