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全員集合!!

早くできたので投稿します!

今日帰ってくると聞いてなかったんだけど……

「あれ誰か来てるの?」

「とりあえず2人ともここにいてくれ」

「蒼真〜誰か遊びに来てるの?」

「おかえり母さん、えっと友達と遊んでた」

「珍しいわね、お母さんに合わせなさいよ」

「いやそれはちょっと……」

「やましいことあるの?」

やましいことしかない、自分の部屋に女子2人もいたらアウトだろ。

「それは……」

「部屋入るわよ」自室の部屋のドアを開けられた。

「……」

「蒼真!あんたいつのまに!?しかも2人も」

「お母さん言い方!!」

「ごめんなさい」

「えっとお久しぶりです、おばさん」

「もしかして春奈ちゃん!」

「はい…お邪魔してます」

「いいわよ全然、それにしても可愛くなって」

お母さんの表情が少し良くなった。

「ありがとうございます」

「そちらの方は?」

「月山 鈴音です。田中 蒼真くんの彼女候補です」

ちょっと待って!?このタイミングでそれ言わないで!!

「月山……お父さん月山(つきやま) 健一(けんいち)さんだよね」

「そうです、お父さんとどのようなご関係で?」

確かにそうだ、月山さんは転校してきて2日目で親との関わりがないはずなのになんで分かったんだ?

「私の会社の部下にあたるわね」

「「「え」」」

「ちょっと待て母さんそれほんと?」

「そうよ、てか蒼真ちょっときない」

「はい」

「2人ともちょっとだけ待っててね」

「「はい」」


「で蒼真どういう状況か説明しなさい」

「えっと今日の学校の帰りに3人で春奈さんの家に行くことになりまして……その後にゲームするために家に入れました」

「蒼真春奈さんの家に行くのは聞いていた、けれど家にあげるとは聞いていなかった」

「ごめんなさい」

「今回は何も無かったから良かったもののなにかあった時はどうするつもりだったの」

「それは……」

「いい今度から家に入れるときは連絡を入れなさい」

「はい」

「ここで少し待ってなさい」

「はい」

「月山さんと明美ちゃん大丈夫だった?」

「大丈夫です、あの蒼君は悪くないです。私が行きたいと言ってしまって、なので蒼真君をあまり責めないでください」

「私もそーくんを無理に言っちゃってその、そーくんを責めないでください」

「わかったわ、でももうそういう歳だから今後の行動は気をつけなさいよ」

「「はい」」

「蒼真今日は2人を送って行きなさい」

「うん」


「ごめんね」

「いいよ、全然大丈夫だから」

「まぁフレンドになってるからまた遊べるよ」

「じゃまた明日ねそーくん、すず」

「またね明美さん」

「じゃなぁ」


「いやーにしてもうちの母さんとすずのお父さんが同じ会社だったとわ」

「それだよ! 私びっくりしちゃった」


「ここだよ私の家」

「そっか、じゃここで」

「うん、送ってくれてありがとう!」

「また明日なすず」

「また明日」


「ただいま母さん」

「おかえり、今日のご飯どうする?」

「なんでもいいよ」

「ありがとう」

「えっ?」

「じゃ外に食べに行こっか、とりあえず車乗って」

「外食はさすがに」

「いいから早く行くよお金の心配は要らないから」

「うん」

「久しぶりの外食ね」

「そうだね」

「最近学校はどうなの?」

「まぁぼちぼち」

「そか、確か来週あたりテストあったわね」

「うん、あるよ」

「赤点だけは許さないからね」

「分かった」

沈黙が続いてしまった。親と喋ることが無さすぎて何を喋っていいのかが分からなかった ……


「着いたわよ」

「うん」

ちょうど晩御飯時間だったのか凄い人が店の中にいた。

「こっち」

席に向かっている感じだった。

「おまたせ致しました」

「いえいえ、私達もちょうど呼ばれたところだったので」

「「「えっ」」」

三者三様に驚いた。

なんでここに明美の家族全員とすずとお父さんらしき人がいた。

「皆驚いたわよね」

「どういうことなの母さん?」

「それも含めて蒼真君のお母さんが説明してくれるわ」

「どういうこと母さん」

「まぁ先に飲み物を頼みましょ」

みんなの飲み物を頼んだあとお母さんが喋りだした。

「まずこうなったことを説明さして貰うわね。まずはお母さんたちの関係を言うわね、春奈さんのお父さんが社長なの、でそこの子会社の社長が私の会社でそこで部長として働いているのが月山さんのお父さんなの」


初めて知った。そういえばお母さんの仕事のことは詳しくは何も知らなかった。ただ単に知ろうとしなかったそれだけかもしれない。


「ではここからは私から説明さして貰います。改めて自己紹介さしてもらいます、春奈 明美の父の春奈(はるな) 浩二(こうじ)です。今日は集まっていただきありがとうございます。少し前置きしてから本題をお話さしてもらいます。実は私達の会社が海外で認められて海外進出することが決まりました。簡単に言わせてもらいますとお互いに技術を提供し技術を高めましょうと言うものです。それだけでしたら問題はありませんでした」

確かに問題が何も無ければこうはなっていないはずだしね。


「お待たせして致しました」

このタイミングで飲み物が来た。


「続きをお話さしてもらいます。海外の企業から子会社も一緒にという条件になりました。そこで社長の蒼真君のお母さんにも来てもらうことになりました。ここまででしたら蒼真君を私の妻にお願いすればよかったのですが、今回の案件は月山さんが担当していたので月山さんにも来てもらわないといけないのです。ここで今回集まって貰うことにしました」

「ではここから私が言わせてもらいます。初めまして鈴音の父の月山健一です、よろしくお願いします。

私の仕事内容は長期に渡りかかるものになりそうなのです。海外に言ってしますと最短でも何ヶ月もかかってしまうのです。そこで鈴音を明美さんの家にと思っていたのですが……」

「蒼真貴方生活ちゃんとしてないでしょ」

「そんなことないと思うけど」

「毎日3食食べてる?洗濯物とかもできている?」

耳が痛かった。

「と言う訳で貴方も一緒に海外までと思ったんだけれども明美さんのお母さんが、なら息子さんもどうですかと提案して貰ったのよ。最初は遠慮しようと思ったんだけどもゲーム出来なかったら海外まで行く気ないでしょ」

「うんまぁ、でもさすがになんかあったら不味くない?」

「ええさっきまでそう思っていたよ。でもまさか月山さんと知り合っていて、仲が良かったので不安は少なくなって、どうせ手を出す度胸もないし大丈夫でしょう。なぜ知り合っていたのかは気になるけど、まぁこれで懸念事項は無くなったからゆっくりご飯を食べながら話しましょう」

「えーと蒼真君よろしくね」

「うん、よろしく」

「すずもう焼けてるよ」

「ありがとう」

明美大丈夫なのか、いつもの元気がなく上辺だけ取り繕うような、空回りしているようなそんな感じだった。

「「「「「「「ご馳走様でした」」」」」」」




◆◆◆

店を出たら空はもう暗くなっていた。すずはお父さんと一緒に先に車で帰った。僕と明美は歩いて帰ることにした。別に話して決めたわけではなく、ただ自然と歩いていた。

「明美」

「何そー君」

「元気か」

「うん。どうしたの?」

「いや今日は色々あったな」

「確かにそうだね〜久々にそーくんが来たと持ったらこんな話になるなんてな」

「ふふ。確かにそうだね。もしかしたらさ今日家に月山さん家に来たときお母さん驚いていたのかな」

「どうだろうな、もしかしたら学校が一緒のこと知っていて友達になる事予想していたりな」

「確かにそれはありそうだね」

自然と空を見上げた。満月だった。

「満月だね」

「だな」

…………………、

「そーくんはよかったの?」

「逆に家にお世話になるのはよかったのか?」

「どうだろ…昔はよく泊まっていたのにね」

「いやなんだったら親に頼んでどうにかするから」

「それはいやかな」

正直びっくりした。急な話でまだ心の準備とかがあった訳でもない、でも拒絶された訳ではなくよかったと思っていた。

「あのさコンビニに行ってアイス買って行かない?」

「まだ何か食べれる余裕あるの!?」

「なんでそんなに驚いているのよ」

「いやだってさっき結構な量のホルモン食べてたよね」

「甘いものは別腹なのです」

「最後にアイス食べてたじゃん。しかも3個も」

「気にしちゃダメだよ」

「太るぞ〜」

「あ〜女の子にそんなこと言うんだ〜最低〜」

確かにそれはそうだ。

「すまん」

「じゃダッツなアイス買ってくれたら良いよ〜味はクッキー&クリームで」

何気に高いアイスを……自分もここ4ヶ月は食べないもないのに、まぁ一緒に買えばいっか。

「仰せのままに」

「よかろう〜」

「ふふ」

「はは」

ミルクの瓶が書かれたコンビニに寄った。

「若い男女2人が夜のアイスって何か悪いことしている感じがしない?」

「そうか?」

「そうだよ〜」

そうなのらしい。最近のこの考えは分からない。

「ねぇそっちのも気になるから一口ちょうだい」

「いいぞ」

そしたら口を開けて来た。

「どうしたんだ?」

「そーくんが食べさせてよ」

「自分で出来るだろ」

「出来ないからお願いしているんです〜あ〜んって言いながら食べさせてくれたら100点あげます」

「ほらあ〜ん」

そう言いながらスプーンで一口分をすくった。

「ありがとう」

うん?ちょっと待てさっきあ〜んしたこのスプーンって……よし考えない方がいいな。思考を放棄してまた一口分すくって自分の口に入れた。

甘かった。

「ほらそーくんもあ〜ん」

ん?なぜか目の前にアイスが乗ったスプーンがあった。

「ほらせっかく私があ〜んしているんだから食べてよ〜」

「食べないとダメか?」

「んっ」

目の前に再びアイスを突き出してきた。

さっきよりも甘く感じた。

「間接キスだね」

「ゲホッ、ゲホッ」

むせた。

「大丈夫〜」

横でケラケラと笑っていた。

「大丈夫だと思う!?考えないようにしていたのに」

「へ〜昔一つのアイスを分け合った仲なのに〜」

「それは昔のことだろ」

懐かしいな〜お小遣いが少なくて2人で出し合って一個のアイスを買って半分半分にしたりした。綺麗に半分に出来なかった事が多くて「そーくん一口大きい」とか「あーちゃんの方一口多いからいいじゃん」と言い合ったこともあった。ポッキと半分に出来るアイスや二つ入っているアイスは喧嘩になる事がなくて楽だったな〜 

勿論あーちゃんとは明美の事だ。

「もう何年前の話じゃったかな〜」

「10年かそこらじゃね〜か」

「もう10年だよ〜だって10年後には私26なんだよ!!三十路前なんだよ!!成人すぎているんだよ!!」

「確かにもうその頃には社会人か〜」

10年後何しているんだろうな〜将来な〜考えないといけないけどまずは同居の事考えないとな。

最後まで読んで頂きありがとうございます♪

今回3人の家族が全員集合しました!

あれれ?テスト大丈夫なのか?まぁなんとかなる!

あれおかしいなぁ話がゲームの方向から逸れていくー

という訳で次回テスト前までに持っていきます!

次の次の話で本格的にゲーム攻略していきます!!


評価、ブックマーク等付けてくださると嬉しいです!

よろしくお願いします。

誤字などの報告もお願いします!

ではまた次話会いましょう!!


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