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78 待ちにまったジャポネ

 


 ついに!

 ついに!!!!


「キターーーーーーー!!!」


「ど、ど、どうされましたか!?」


「ああ、気にしなくていいですよ。オルトはジャポネに来るの楽しみにしてたんですよ」


「・・・さようでございましたか」


 パリスさんを驚かせてしまった。

 ごめんちゃい。


 でもテンション上がるのも仕方ないよね!

 ずっと楽しみにしてたんだから!


 ジャポネだよ?

 話に聞く限り、きっと日本みたいなところだ!


 刀持った人たちがいるってことは江戸時代とかのイメージかな?

 まあ、醤油があるのなら何でもいい!


「よし、みなのもの! 出陣じゃー!」


「またおかしくなってるわ。。」


「それだけ楽しみだったんだろう。でもこれはちょっと異常だね」


「オルト君だからね。。」


「やれやれ。また何かやらかさなければいいがな。。」


「大丈夫だよ! 僕が問題児に見えるかい?」


「「「「見える」」」」


 きっと聞き間違いだろう。

 僕は優秀だからな。

 問題なんて起こさないよ!


 それに今回は日本の調味料なんかを買い集めて観光するだけだ。

 問題なんて起きるはずがない!


 船から降りると、そこには帝国領から来たと思われる人々に交じって、和服を着た人たちもいた。


 侍だーー!!!


 リアル侍なんて始めて見たよ!

 前世じゃ時代劇くらいしか侍は出てこなかったもんね!


 残念ながら丁髷ではないが、髪を無造作に後ろで束ねた感じが強者っぽくていいね!

 そして腰にさしてある立派な刀!

 ぜひもっと近くで見せてもらいたい!


「お、おい、なんだあんた。なんか用か?」


「すみません。失礼しましたー」


 レンが僕の首根っこを掴んで引っ張っていく。

 どうやら興奮して侍に近寄りすぎていたらしい。


「さっそくじゃねえか。。」


「今のは問題児じゃない! ちょっと気になっただけだよ!」


「駄目だこりゃ。。」


 僕は問題児じゃない。

 ただ少し好奇心が旺盛なだけだってのに。

 誰もわかってくれない。

 ひどいな、もう!


 港から少し歩くと、街が見えてきた。


「ここから馬車に乗って一日ほどの場所に都と呼ばれる、中心地がございます。もし観光されるのであれば、是非一度、足を運んでみられてはいかがですか?」


 執事のパリスさんが教えてくれた。


 都!

 つまり王国で言う王都のことだろう。


 という事はまさか! あの建物があるんじゃないか!?

 これは確認しなくては!!


「よし! 都へ! シュッパーツ!!」


「この街は見ないのか?」


「たぶん、都の方がジャポネらしさを味わえるよ! それに、ここを見たいなら僕の転移魔法でいつでも連れてきてあげるからまた今度ね!」


「それもそうだな」


「という事で、パリスさん! ここまで案内してもらってありがとうございました!」


「これくらいお安い御用でございます。また帝国へいらっしゃる際はご連絡を頂ければ何時でもおもてなしさせていただきます」


「うん、また遊びに行くよ! よろしくねー!」


 パリスさんとはここでお別れだ。

 本当は港までの約束だったんだけど、わざわざ近くの街まで案内してくれたのだ。

 いい人だなー。

 今度帝国に行くときはお土産を持って行ってあげよう。


 僕たちはその街の人に王都までの道のりを聞いて、馬車に乗って向かった。

 今回は僕が作った、ゴーレムにお任せ自動運転馬車だ。


 あっという間についちゃった。

 楽ちんだね。


 本来は1日かかるところを1時間で到着。


「よし、みんな着いたよー」


「相変わらずはやいな」


「でも、もう慣れてしまったわね」


「これに慣れてしまった自分が怖いよ。。」


「もう普通の馬車には乗れないね」


 ふっふっふ。

 みんな僕の特製馬車の虜だな!


 馬車から降りると目の前には大きな門があった。

 中を覗くとそこには城下町が広がり、最奥には大きな城が見えた。


「時代劇で見たやつだ!!」


「ジダイゲキ? なんだそれ?」


「まあ、気にしないで。それよりほら、早く入ろう! 醤油たちが待っている!!」


 僕たちは急いで門番に話しかけたのであった。


「こんにちはー!」









読んでいただきありがとうございます。


ようやくジャポネ到着です。


次話もお楽しみに!

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